この村では、二十四になる年に必ず参加しなければならない行事がある。それは奇妙な面をつけ、体中を墨と泥で汚して家々を回り、その家のケガレを一身に集めるボドという神に扮することから「ボド祭り」と呼ばれている。母親の懇願で、祭りに参加するために、私・帰村井(きむらい)沙織は、生まれ育った村に戻ってきた。この、裕福で美しくて、大嫌いな村に。
報酬500万円の謎すぎる高額アルバイトに応募した若者たちが乗り込んだ豪華客船。ごく簡単なルールさえ守れば、快適な船旅となるはずだった。ルール破りの代償を知るまでは…!! 疑心暗鬼の中、洋上の密室で繰り広げられる過酷なサバイバルゲームが始まった!!!忍び寄る死の影におびえる乗客たち!!人気の新形態小説“peep”のヒット作が注目のコミカライズで登場!!!
灼熱の暑さの中、17歳のオサムが迷い込んだのは、人けのない異様な村だった。唯一つながったのは、兄・ススムとの携帯メッセージのみ。夕暮れを知らせる音楽とともに、村は水の中に沈んでゆく!慌てて高台に逃げたオサムが見たのは、頭に紙袋をかぶって徘徊する不気味な人影だった。ここは、いったいどこ?僕はこの村から脱出できるのーー!?