特殊な灰色の目を持つ大学生、根木健太郎は、バイト暮らしをしつつも、ほぼ毎日不特定多数の女の家を渡り歩くヒモ生活をしていた。そんなある日、根木は覚えのない家で目が覚める。そこは根木のバイト先の常連、アサダの家だった。今まで話したこともなかったが、どうやらアサダは眼球フェチで、根木の目に一目惚れし、我慢ならずに誘拐を企てていたと言う。馬鹿げた理由に、すぐに帰りたいことを切り出そうとするが、アサダの提案した同居の条件は、根木の理想のヒモ生活そのものだった!アサダの気持ち悪さも顧みずに、適当なノリで同居を決意した根木だったが、アサダの予想外な態度にどんどん振り回されて…※本作は藤の個人誌作品の電子書籍版となります。【61ページ】
「それ抜くの手伝おうか?」大学三年生の青葉は、ひとつ年下の幼馴染・祥と同居している。部屋が狭い以外はなかなかに快適な生活を送っていたが、ある雨の日、びしょ濡れで帰ってきた祥が泣いているのを見て以来、その泣き顔が頭から離れなくなる。タイミング悪く裸まで見てしまい、昔から「青ちゃん」と自分を呼び、懐き後ろをついてきたときとは違う成長した祥の姿になぜか身体が反応してしまい…!? しかも、普段と変わらぬクールな口ぶりで「手伝ってあげる」と処理までされて――!?【描き下ろしあり】