自然と山を愛する樵(きこり)のガロは隕石から造った武器、巨大な斧を持つ。その巨大な斧は重剣士ドグーに「ガズン」と名付けられた。ガロは死に際のドグーの言葉「巨刀皇帝に会え…」を聞き、不良少年ケンと戦闘妖精ヨニと共に帝都サダクビアに向かうことになった!月刊ガンガンファンタジーでマニアを唸らせた大傑作が電子で蘇る!
白いファラスに乗って颯爽と飛翔する美剣士、タルナ!魔剣『イブリース』を手にタルナおもむく処、常に闘いの炎は燃える!新鋭かきざき和美入魂のヒロイック・ファンタジー!かっての上官であり、剣の師でもあるシャムス・アル・サイフェスを追って旅をする彼女は、その途中で少年を救う。少年は自分の住む村が賊に襲われ、助けを求めて飛び出してきたという……。関わる気がなかったタルナだが、少年がお礼にと取りだした宝石を見て考えを変える。その宝石こそ、タルナが探しているシャムスの持つ魔剣『イブリース』の柄に填められていた宝石なのだ。村を襲う賊を倒し、宝石を得たタルナ。シャムスを追い進む中、魔剣『イブリース』の魔力に取り込まれ、支配され海賊へと身を落としていたシャムスと遭遇する!タルナのことを認識できないシャムスとの戦いの中、タルナは『イブリース』に宝石をはめ込むことで『イブリース』の暴走を抑えることができた!!正気を取り戻したシャムスから『イブリース』を託されたタルナは、本来の目的である皇女ゲンマ様を探すため、シャムスと別れ旅を続ける……。孤独に戦うタルナは、目的をかなえることができるのか!?
警視庁四課に所属する風祭龍子は、昇り龍の刺青を背負った美貌の女刑事。居合抜きの達人であり、常に全力で暴力団と戦う彼女の前に、世界のコカイン市場独占を狙うS・A・C・Tの先遣隊として元やくざの今井が現れた。日本中の暴力団を潰し、日本のコカイン流通をまとめ上げようとするその男の背中らにも、龍子と同じく天才彫師、2代目彫華が描いた刺青があった。激闘の末に今井を倒した龍子の前に、天使の顔を持つ商社社長…実はS・A・C・T総帥・「サルバドール・ガラ・雪村」が現れた。今井を倒した龍子に興味を持ったガラは、龍子の前に現れては、ただ自分の思うがままに龍子を翻弄する……。そしてガラを追う龍子の支援に、はるばるアメリカから来日した米司法省麻薬取締局DEA捜査官ターニャ。ガラに死の淵まで追い詰められた過去を持っていたターニャは、龍子と組んでガラの本拠地に殴り込みをかけていく!龍子とターニャは、ガラとの命を懸けた闘いへとその身を投じていくのであった…!!かきざき和美先生のコメント『この話は、東映任侠映画『緋牡丹博徒』シリーズとR・ベネディクトの『菊と刀』に影響されて描き出したもので、入れ墨、日本刀、居合いなど、以前から興味を持っていた事柄で味付けしながら、結構楽しんで描きました。』
ダイナソー荊子(きょうこ)は、世界で活躍する超一流のファッションモデルにしてプロレスラー。超一流の不敗女帝・エンプレス大鳳と闘いたいがために、パリのファッションショーの依頼をキャンセルしてまで、女子プロレス団体『統一』に挑戦を叩きつける!観客席から乱入し、W3F(World Female Fighting Foundation)の第4位のバロネス斉藤を不意打ちで打倒してデビュー!!しかし、エンプレス大鳳から空中戦法を駆使するダッチェス霧山、パワー技炸裂のバロネス斉藤、関節技の名手・カウンテス由紀、『統一』内では大鳳に次ぐ実力の持ち主・プリンセス樹理など……次々と刺客が送り込まれてくる!!連戦を重ねていく荊子の運命は!?かきざき和美先生のコメント『やっぱりプロレスでしょう! それも、いま混迷の時代の渦中にある女子プロ!描いてみたかったんです。ずうーっと。血湧き肉躍る、そんなエンターテイメントを目指して描きました。皆さんが手に汗握ってスカッとした気分を味わっていただけたら幸いです。』
「闘奴」それは、賭けの対象としてスタジアムで死闘を演じる奴隷のことである。ルーザは幼い頃、妹のマーシャと共にさらわれ、闘奴として育成された。その後、ルーザはカマール帝国第一首府サダルスードのマシュダム総務長官に、マーシャはマシュダムのライバル、アクサブ代議に買われる。やがて二人は無敗の闘奴として、直接対決の時を迎える……!実の姉妹でありながら、殺し合うこととなったふたり。その過酷な勝負の結果は!?そして、生き残った女はそれからも生き抜くために戦い続けなければいけない。はたして彼女の運命は!?
アフタヌーン誌上で絶大な人気を誇った「誇り高きクヴァ族最強女戦士・ライザ」の激烈なる戦いの伝説が遂に始まる!義の民グヴァ族の最強戦士ライザは族長の娘を攫い、圧倒的な武力で大地を支配せんとするカマール帝国に戦いを挑む。そんなライザの前に立ちはだかるのは、カマール帝国の第4親衛隊の兵士、アルドラ。その剣さばきは、秘剣イブリースを操るライザをも圧倒する力を持っていた!単身敵地に侵入したものの、ライザは囚われてしまう……。果たしてライザの運命は!かきざき和美先生のコメント「1940年代のアメリカで、『ジャングル・クイーンもの』が流行した時期があります。やたら強くてキレイなヒロインが密林をとびまわり、悪党どもをやっつけるいうお話のジャンルです。私は子供の頃から、この強いヒロインに強烈な憧れを抱いていました。『ライザ』という作品は、そんな想いが結実したものといえるかもしれません。だから、戦士・ライザはひたすら強く、そして何よりも、キレイでなければならない!そんなヒロインの活躍が描ければ私はもう、満足なのであります」