主人公の親はどうかわからないけど、パートナーの希望と自分の本音に大きなずれがあってもしそれがお互いに譲れないものだったらと思ったら、病気のこととか言い出せずに悩んでしまいますよね。当たり前だと思っていたことが当たり前じゃないと気づいた時、選択肢があることに気づいて視界がひらける感じがジーンとしました。気づけてよかった。
広告代理店で働く31歳の女性・片山津亜生(かたやまづ あお)は、かつてはマンガ家になることを夢見ていたのですが、ある出来事からその夢を諦め、就職してキャリアを重ねるうちに、仕事を"上手くやる"ことを覚え、忙しくも平穏な日々を過ごしていました。 そんなある日、マンガ雑誌の50周年の広告の仕事を依頼されたことで、彼女が"マンガを描くこと"への思いを再燃させる、という物語です。 かつて諦めた夢を再び追い始めるという物語ではあるんですが、この作品は主人公の亜生が夢に一直線に邁進するのではなく、仕事を続けながら少しずつマンガを描き始めるという形で物語が進みます。 そのため、彼女が仕事に対して向き合っていく姿と諦めていたマンガに対して再び向き合おうとする姿、異なる2つの熱量の両方を1つの物語の中で描いている作品であり、今夢を追っている人、仕事を頑張っている人、どちらにも刺さる内容になっています。 この作品はどちらかといえば女性向けの作品として描かれてるように思うのですが、連載されているのが集英社のジャンプ+で、そういう意味ではジャンプ本誌のキーワードである「友情・努力・勝利」をそのまま引き継いで描いている作品のように感じました。 1巻まで読了
主人公の親はどうかわからないけど、パートナーの希望と自分の本音に大きなずれがあってもしそれがお互いに譲れないものだったらと思ったら、病気のこととか言い出せずに悩んでしまいますよね。当たり前だと思っていたことが当たり前じゃないと気づいた時、選択肢があることに気づいて視界がひらける感じがジーンとしました。気づけてよかった。