優等生もいいけれど、笑顔の裏に差す影が、どうしても頭から離れない。アウトロー、行き倒れ、バーテンダー、元ヤン。陰のある「裏路地男子」との恋を揃えた読み切り短編集。退屈な夏休み、バイト中に出会った傷だらけの男。彼の金髪は、夕陽できらきらと輝いていた。「薄明オレンジグロー」 クリスマスイベントなんて、自分には関係ないと思ってた。行き倒れの男を助けたことで、その予想は裏切られる。「のらいぬは雪月に」 20歳の誕生日、夜の街へと踏み出した少女。カウンターの向こうで、彼は私を受け入れてくれた。「カクテル・シンデレラ」 憧れの新生活は、手違いで商店街の仮住まいに。元・荒くれに歓迎されて、春の嵐が吹き起こる。「かりずまいメイストーム」
年の終わりに、運命の人を拾いました。(デザート2023年1月号)
アウトロー×女子大生、ひと夏の青春ラブストーリー!
ある日、病室で目が覚めると自分のことを何も覚えていなかった。助けてくれた人によると病院の近くの山で一人倒れていたらしい。手掛かりは自分の身体に描かれた和彫りの刺青だけ――…俺はナゼ田舎の山の中で一人でいたのか?次々と現れる奇妙なフラッシュバックによって彼が思い出す真実とは…?【ズズズキュン!】