サラッと読んだけどしっかり面白かった。完成度の高いコントみたいな話で好き。
陸上部の練習終わりのラーメン屋。いつも一緒に居すぎて好きになってしまった後輩の女の子。 先輩となら男女の友情あると思ってたなんて言われても、好きなものは仕方ない。 っていう甘酸っぱい恋愛模様から突然、とんでもないフェティシズムが放り込まれた!! タイトルは後輩の台詞。 伏せ字になってるとエロいこと想像しちゃうけど、決してエロくはない。ただ、変態ではある。 面と向かってこの台詞を言われたらちょっと引くかもしれない……けど、好きな子から言われるのはちょっといいかもしれない。 こんな恋愛しちゃったら一生忘れられないだろうし、人生狂いそう。でも、ちょっといいかもしれない。
他人にとってはなんでもないようなことでも、自分にとっては大事件ってことはよくある。 そんなささやかな出来事を、適度に優しく面白く描いた短編集。 ・春野さんはエロ本を読みたい 規律は守るけどエロ本は読みたい春野さん。 誰にも知られぬよう準備万端でエロ本を買いに行ったのに、よりによってコイツにバレるなんて…。 それでも最後まで筋を通した春野さんがかっこいい。 ・死んでも嫌だ フラれた友達ともつ鍋を喰らうだけ。 そんなに美味しくできたわけではないけれど、喜ぶ友達を見ながら思うこととは。 百合と友情の間くらいの関係性、いいですよね。 ・初デートなので 下着屋、服屋、雑貨屋、ドラッグストア、緊張した面持ちで買い物をする女の子。熱の入った接客をする店員たち。 なぜなら明日、初デートなので。ドキドキして眠れない女の子はとてもかわいい。いや、かわいいのは女の子だけじゃない! 人生が変わるような大事件じゃなくても、なんとなく昨日と違う今日が描かれています。 普通の人が普通に生きてることがちゃんと面白い、そんな短編集でした。
サラッと読んだけどしっかり面白かった。完成度の高いコントみたいな話で好き。