スパイダーマンの世界に大きな影響をもたらした二つの悲劇……。ピーター・パーカーが愛した女性、グウェン・ステイシー。二人の幸せな日々は、あのヴィランによって突然の終わりを告げる。息子ハリーの麻薬依存症に心を痛めたノーマン・オズボーンは“グリーン・ゴブリン”としての記憶を取り戻し、スパイダーマンに恐るべき罠を仕掛ける……!主要キャラクターの死を描いたこのエピソードは、スパイダーマンという作品のみならず、コミック界全体に影響を及ぼした。ドクター・オクトパス、X-MENからアイスマンといったキャラクターも登場。『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン2』といった映画のインスピレーションにもなった、屈指の名エピソードを収録した注目作。これを読まずしてスパイダーマンは語れない!●収録作品●『AMAIZING SPIDER-MAN(1970-1971)』#88-92『AMAIZING SPIDER-MAN(1973)』#121-122©2021 MARVEL
今から50年前、達明に終わったコミック誌『アメイジング・ファンタジー』の最終号がマーベル・コミックから発売され、そのなかで新しいタイプのヒーローが登場した。彼の名前はピーター・パーカー。友達のいないガリ勉少年だった彼は、放射線を浴びたクモに咬まれ、クモと同様のパワーを手に入れることになった。こうして誕生したのが驚異のスパイダーマンである。彼はマーベルの看板キャラとなっただけでなく、コミック界でもトップクラスの人気キャラクターへと成長した。本書では、誕生秘話を描いた初登場作品、映画にも登場する宿敵たち――リザード、グリーン・ゴブリン、ヴェノム――とのベストバウト、そしてファン必読の感動作「スパイダーマンを集める少年」など、無数の名作から選りすぐられた珠玉の8編を完全収録!