ちょっとした噂のある廃墟で友人と肝試しを行い、異音を聞いた。十分に怖い経験だったはずなのだが、俺はそんなことよりも『鏡』に映った自分の姿が忘れられずにいた。廃墟の鏡に映った俺は歪に笑っていたのだ。数ヶ月経ったがその顔が忘れられず、自宅の鏡をのぞき込む俺に『ソレ』はぐにゃりと侵食してきて――… ※当作品はWEB雑誌『in-Pants vol.5』に収録されている作品の単話配信版です。重複購入にご注意ください。
心霊スポット巡りをSNSにあげて楽しんでいる俺は今日も『呪いのロッカー』との噂がある廃墟へやってきた。噂の場所には普通の何の変哲もないロッカーが複数個。果たしてどれが件のロッカーかと考えていると、ある一つのロッカーの中から どろりとした液体が垂れていて――…。※当作品はWEB雑誌『in-Pants vol.2』に収録されている作品の単話配信版です。重複購入にご注意ください。
この事は…ふたりだけの秘密にしてほしい…… 幸治は最近SNSでエロい男の娘や女装系アカウントを見るのが趣味になっていた。だが、困ったことに服飾系の学校に通っているからか、エロさよりも衣装の完成度が気になってしまう…。そんな中、ひときわ完成度の高い写真を発見する。衣装の完成度も高く、加工しているとはいえ十分かわいい…このクオリティならスタジオで撮ってそうなのに、写真はどれも室内…。でも、この部屋…見たことあるような。学生時代に仲の良かった幼馴染の部屋に似ている気が。まさかとは思いながらも幸治は幼馴染の倫也(ともや)に電話をかけてみることに…。