片思い、誤解、スキンシップ… 4組のカップルたちの4色BLロマンス! 999歳の九尾の狐である楠葉には時間が足りない。あと1年で1,000歳になると尻尾が10本になり寿命が尽きて土に還るか生まれ変わらなければならない九尾の狐の楠葉。延命のためには残った命を捧げる人間が必要だが、そんな犠牲は望んではいなかった。ひょんなことで目の前に霊に苦しめられている大木勲が現れた…。楠葉は勲に古の人物と何故かダブる…。勲は霊を見ずに済むようにしてもらう換わりに毎晩楠葉に陽気を上げるのだが...<蝶々、虎を噛む>に登場する大木勲x楠葉、湯沢 柊吾x優成、ダイゴxロイド、ケイxM.O.R(モア)の4カップルのビハインドストーリー
バンドのボーカル・胡珀(こはく)は、長い間片想いしてきた勲(いさむ)から「好きな男ができた」という驚愕告白を聞かされる。勲を取り戻そうと彼に会いに行く度に、むしろ恋敵(?)の楠葉(くずは)に対する警戒心を緩めていく胡珀。しかも、いつも彼らの隣をうろつく天道(てんどう)にときめくのはなぜだろうか? 虎の神獣・天道は、胡珀から得体の知れない匂いを感じ、勲を取り戻すことしか頭になかった胡珀もだんだんと天道にのめりこんでゆく。果たして、天道と胡珀は神獣と人間という壁を超え、愛を実らせることができるのだろうか?