この作品を紹介する百合好きさんのツイートが流れてきた時に、ちょうど私は『おばあちゃんのガールフレンド』という台湾中高年レズビアンのインタビュー集のクラファンを応援していました。 その時に日本の高齢セクシャルマイノリティの方が「私はずっとクローゼットに、息を潜めて隠れてきた」というツイートをされていたのが、とても心に残っていました。 誰にも言えない苦しみ、切なさ、理不尽をじっと耐えて本当の自分を隠す場所としての「クローゼット」。 読切『クローゼットガール』の主人公は小学生の女子。彼女はクローゼットの中で、兄の秘密を見てしまう……その秘密の一端である、兄の同級生女子との遣り取りはちょっとハラハラしますが、その先には二人の連帯が待っている。 主人公もまた「クローゼットの住人」であったことが明かされるスリリングなやりとりと、二人がお互いを助けようとして生まれるシスターフッドに、震えが止まりませんでした。 「クローゼットの住人」と連帯するために、まずはこの作品を読みましょう……そして目の前の人への想像力と優しさを。
この作品を紹介する百合好きさんのツイートが流れてきた時に、ちょうど私は『おばあちゃんのガールフレンド』という台湾中高年レズビアンのインタビュー集のクラファンを応援していました。 その時に日本の高齢セクシャルマイノリティの方が「私はずっとクローゼットに、息を潜めて隠れてきた」というツイートをされていたのが、とても心に残っていました。 誰にも言えない苦しみ、切なさ、理不尽をじっと耐えて本当の自分を隠す場所としての「クローゼット」。 読切『クローゼットガール』の主人公は小学生の女子。彼女はクローゼットの中で、兄の秘密を見てしまう……その秘密の一端である、兄の同級生女子との遣り取りはちょっとハラハラしますが、その先には二人の連帯が待っている。 主人公もまた「クローゼットの住人」であったことが明かされるスリリングなやりとりと、二人がお互いを助けようとして生まれるシスターフッドに、震えが止まりませんでした。 「クローゼットの住人」と連帯するために、まずはこの作品を読みましょう……そして目の前の人への想像力と優しさを。