詩史(しふみ)と真尋(まひろ)は幼なじみで、社会人の今でもある特別な関係を続けている。それは、詩史は真尋を虐げる、真尋は詩史に虐げられることに快感を感じ求めあっている…この関係を壊したくない、と真尋への恋愛感情を殺し続ける詩史。ある日、真尋から「俺、詩史のためならなんでもするから」と言われ、詩史の会社に転職。「俺のほうが詩史のことたくさん知ってるよ…」って 急に嫉妬までしてきて―――!? アブノーマル×幼なじみ×いびつな禁断ラブストーリー開幕!
時は大正時代。千代はお屋敷に住み込む使用人。ある日ご主人清一郎のお供で街に出たところ、憧れの洋食屋に連れて行ってもらう。その店の女給に憧れる千代だが、清一郎は苦い顔で…。不器用御曹司と一途な使用人のほんのり甘い恋模様。
「この想いはどれだけ大きくなるんだろう」海帆と早紀の淡い恋物語の続編、キスをした後の2人は…?『ほんとうのキスをしよう』のその後を描く短編、バレンタインやクリスマス、恒例イベントでの2人の時間を切り取った短いお話がギュッとつまった短編集。
付き合ってもまだ手を握ったことしかない海帆(みほ)と早紀。「キスしていい?」早紀から冗談のように言われるも、うやむやになってしまう。自分たちのペースでいいと思っていたけれど、早紀は演劇部のキレイな先輩とキスシーンを演じることになってしまって…。私とはまだしてないのに?悩める海帆と早紀は距離を置くことに――。『こうしてすきになってく』『これを恋と呼ぶのなら』で想いを深め合った二人が、手探りで関係を深めていく姿を描く待望の続編!
「かわいいなあって、思うんだよね」高校生の海帆の楽しみ――それは、親友の早紀とスイーツを食べに“寄り道”すること。あまいクレープを頬張りながら、ふと彼女を見ると口元にクリームがついている。しっかり者な早紀の、海帆だけが知る特別な瞬間。愛しさがあふれた海帆は、無意識に早紀に顔を近づけて…?
ゆれる心は、あなたを好きだという証拠――。お互いに想いを伝え合い、親友から恋人になった海帆と早紀。だけど早紀は「好きな男の子ができたら遠慮しないで言って」と告げてきた。彼女を好きな気持ちは膨らむ一方なのに、海帆の想いは中々伝わらなくて…。