坂本先生といえば画力の高さが有名です。フランス革命題材に人の惨さ、また容赦ない処刑の描写など、他漫画では味わえないドキドキが待っている。
登山マンガです。最初の高校生編の面白さは後に比べるとそれほどでもないのですが、常に孤独であろうとする主人公に対して「山は一人では登れない!」と教えようとしてくれた懐が深くて優しい先生が、雪山で遭難した主人公の捜索中に亡くなるんですね…。主要人物の死によって読者としても山の危険性に身が凍ってよりリアルに感情移入していき、そこからは登る山のレベルが上がるほど没入感がハンパなくなっていきます。 荒れ狂う雪山の描写はもちろんですが、仲間を看取るシーンでの死に際の表情なんかはマジで鬼気迫ってて脳にこびり付いてます。こういった命の駆け引きのようなところが、後のイノサンのテーマにも繋がっていったのでしょうか。 孤独だった主人公が結婚して子供が産まれてようやく幸せを掴んだのに、それでもK2を登ることになった時は妻目線になって「終わった…」と思いましたが、タイトルの『孤高の人』の意味そのままのベストなラストでした。 登れたのか生きて帰れたのか…それは最後まで読んで自分で確認したほうがいいと思う。
1 「孤高の人」「イノサン」を圧倒的な筆致で描いた坂本眞一先生が,今度はドラキュラを描いてみたというのが本作。もちろん最高です。 2 1巻の時点では,ストーリーは始まったばかりですが,この絵を見るためだけに買う価値があります。古書風の装丁も素敵です。私は当初電子書籍で買ったのですが,結局紙版も買ってしまいました。でも本当はもっと大きなサイズで売ってほしかった 3 第0回の原稿作成過程は,漫勉でも放送されましたね。そのうちまた再放送があるかもしれませんので,見てない方は是非見てみましょう。ここまで描かなくてもいいのに…というほどに緻密すぎる原稿作業の様子を覗くことができます https://www.nhk.jp/p/manben/ts/7W327R2Y4N/episode/te/14XZP33K91/
※ネタバレを含むクチコミです。
「残酷でぐろい」をこんなに美しい絵で描かれてしまうと途端に芸術を見ている気になりますね。 気持ち悪がられるかなぁと思いつつ友達にイノサンを薦めますが、この世界観にすぐ惹かれてしまう人が多いです。そして、マリーちゃんのファンになる子がかなり多いです。男らしい潔い性格とやや壊れた人格、なんといってもヴィジュアルがかっこよすぎますよね。ロングの巻き毛に刈上げのツーブロックはマリーちゃんしか似合わないはず。
周りにいないからずっと誰かと話してみたい作品なんだよねえ
緻密な描き込みから生まれる美しさとグロテスク! 人間のドロドロが最高に描かれている!
坂本先生といえば画力の高さが有名です。フランス革命題材に人の惨さ、また容赦ない処刑の描写など、他漫画では味わえないドキドキが待っている。