※ネタバレを含むクチコミです。
本当にあったら嫌過ぎるなと思って良心の呵責というか嫌すぎて調べも出来ていません。 ペットショップの運営に関して、こんな事があるかもよっていう酷い話。 ネタバレなしだと何も具体的に書けない…でも猫の話もランチュウの話もほんとにやりそうなんだよなー田舎の人。 実際にペットボンバーという言葉があるようなので、マジであるんだろうなぁ。。。 なんというか、悪いところを見もしないで自分の倫理観が正しいとは言えないんだけど(自分はかなりペット愛好家寄り思想だと思うので)、その倫理観に基づいてしまうと「こんな事が実際あったら凄く嫌だな」と不安にさせられる内容。だからこそ多くの人にこの解決部分の知識や顛末を知っておいてもらうと良いんだろうとは思った。 しかし、絵柄が可愛いから内容とのギャップもまたすごい。
最近、人の心を持たない大手ペットショップが話題に上がり怒りと悲しみに包まれますが、小説原作のこちらの作品に登場するペットショップの素敵さには膝を打ちました。 何といっても、陳列販売をしておらずブリーダーさんとの仲介に徹していること。また、餌に関しても成分表示をしっかり行なっている輸入品のみを扱っていること。また、そんなお店の心意気を汲んで多少高くても応援しようとそこで買い物を日々行う人もいて、とても良いサイクルになっているのが良いです。 何ならもう「ペットショップ」という名前を使わない方が良いのではという提言も作中でなされており、昨今のペットショップ問題がある今だからこそより考えられるべき論点も含まれていて意義のある内容です。 本作は、ペットショップ「ケネル」で働く19歳の陽斗が、大豪邸でたくさんの犬・猫・らんちゅうを飼っているお得意様の桐山家の当主で大の動物好きである志信とお近づきになり、さまざまな事件に巻き込まれていく物語です。 日本家屋と洋館両方があり、家の中にドッグランがある豪邸、良いですね。グレートピレニーズ(『SPY×FAMILY』のボンドが有名)を飼うなら、こんなお家でないとですからね。猫とらんちゅうを一緒に飼って大丈夫? などの湧きそうな疑問にも丁寧にケアがされており、何よりペットへの愛と気遣いをそこかしこから感じます。 そんな無垢な生き物たちが巻き込まれる事件が起こり人間の愚かさに腹立たしくもなりますが、そうした部分も含めて生き物を飼うということを改めて考えさせてくれます。大変ではありながらもそれ以上のものを与えてくれる共生、今一緒に暮らしている子をより一層大事にしていきたいと思いました。 コミカライズに当たってはからけみさんの絵がとても良く、人間も動物たちも魅力的に描かれています。巻末の原作者書き下ろし小説も心が和む良きものでした。
動物好きな人におすすめしたいけど、かわいそうな動物も出てくるので気をつけて読んでいただきたい作品。 でも読み心地は軽やかで、お人好し大学生イズミ×動物以外には冷徹な志信さんのバディもかわいらしく、楽しく読めるミステリーです。 ペットショップでアルバイトする大学生イズミが、お得意様の志信さんと共に、ペットショップやご近所で起きた動物にまつわる事件を解決していくお話。 ミステリーとはいえこちらが一緒に謎を解いていく感じではないけれど、事件の真相に迫るにつれ、2人が名コンビになっていく様子が小気味よいです。 動物への愛情が非常に深いので、ペットを飼っている方はかなり感情移入ができるのではないかと思います。 正反対な2人がぶつかり合いながらも信頼関係を築いていくお話は、いつの時代もいいものですよね…。
※ネタバレを含むクチコミです。