単なるファンタジーに留まらず、世界観や設定は秀逸。精神的な奥深さも含んでいてとても重厚な物語。絵が丁寧できれいで引き込まれます。誰しもが抱えているであろう劣等感や罪悪感の描写が刺さる物語です。スタートは転生だけど、転生モノに有りがちなチート展開はなく、主人公の成長に感動しました。文字が多めなので一気には読めないですが、くり返し読むと楽しめると思います。魔物たちに育てられた主人公、今後どのようなストーリーになって行くのか楽しみです。
男、男、男。 BLではないけど、いろんな種族の男がいっぱい! 死人か神様以外、ほとんど女性が出てきません。 朴訥として真面目な、人に好かれる性格の主人公なので、決してモテナイということではないでしょうが、機会に恵まれません。 神様が主人公へそうあってほしいと願っているのかもしれません。 友情っていいね、王道ファンタジーっていいね。 筋肉は裏切らないよね。 そう思える作品です。 小説家になろう発なので、なろう要素はもちろんありますが、他のインパクトが強いので、多少のなろう要素は霞みます。 ちなみに、個人的な認識なのですが、TRPGを好む作者さんは、剣と魔法のファンタジーものの世界観や文章を描くのが上手い気がします。
※ネタバレを含むクチコミです。
アニメのPVがとても雰囲気があってこれはよさそうと思ってマンガも読んでみました。結論から言うとすごく好き。 https://youtu.be/uAfWM4LcIW8 転生ものは転生ものなのですが物語の主軸はそこではないので、ジャンル特有の雰囲気がハナにつく方にもオススメできそうです。村で暮らすパートが長くてテンポがゆっくりなのも、ウィルと3人の関係がじっくり描かれるためなのでイライラには繋がらず。 地に足着いた展開を軸に、人のいない村で共同生活を送る不死者と少年、神々の支配する世界の不思議さなど、続きが気になる謎の出し方が上手いです! アニメが始まるまでに全部追いつきたいなと思いました。
「小説家になろう発」と聞いただけで「ああ、自分の趣味嗜好の外だな」と思ってしまう方もいることでしょう。 しかし、この『最果てのパラディン』はなろうのメインストリームとは一線を画す純然たる素晴らしい王道ファンタジーです。このご時世には珍しく美少女の一人も出てきません。そして主人公もチート的な能力で無双する訳ではなく、世界の理の中で苦渋を舐めながら研鑽し葛藤し成長して行きます。 とりわけ個人的に好きなのは、最新の3巻で描かれる不死者たちによる疑似家族の絆です。一つ一つのセリフに重みを持たせて紡いだ上でのあのシーンには思わず目頭が熱くなりました。 世界観の設定による昂揚もありそれを描く奥橋睦さんの絵も非常に良く、続きが待ち遠しくなりこの世界に浸っている時間を幸せに思える作品です。ファンタジー好きの方にはぜひ手に取ってみて欲しいです。
単なるファンタジーに留まらず、世界観や設定は秀逸。精神的な奥深さも含んでいてとても重厚な物語。絵が丁寧できれいで引き込まれます。誰しもが抱えているであろう劣等感や罪悪感の描写が刺さる物語です。スタートは転生だけど、転生モノに有りがちなチート展開はなく、主人公の成長に感動しました。文字が多めなので一気には読めないですが、くり返し読むと楽しめると思います。魔物たちに育てられた主人公、今後どのようなストーリーになって行くのか楽しみです。