ある雨の日、小学生の女の子が拾ったのは制服姿のキレイなお姉さんでした。 お料理上手でお世話好きな小学生・舞ちゃんとコミュ力も生活力も低め、でもなんだか放っておけないお姉さん・タマ。 お世話しお世話され、次第に距離が縮まっていく2人がとっても愛おしいです。 ひとりぼっちでご飯を食べていた舞ちゃんとタマが寄り添い、ふたりぼっちで食卓を囲む。 寂しさを打ち明ける訳でもなく、心の奥まで踏み込む訳でもない。 孤独を分け合うようにそっと寄り添う2人の姿は、微笑ましいのに切なくなります。 ふたりぼっちじゃなくてもずっと一緒にいられますように、幸せな時間がずっと続きますように。 舞ちゃんとタマの幸せを願いながら、最後まで見守りたいと思います。
小学五年生の舞ちゃんは、家の前で倒れていた高校生のお姉さんにご飯を食べさせる……そこから始まり、生活力の無いお姉さんを小学生がお世話する日々が描かれる。 積極的に動くのは舞ちゃん。子供離れした料理テクで、お姉さんに美味しいご飯を食べさせつつ、他にもあれこれ世話を焼く。 一方、お姉さんの方は、美人で頭も良いが謎めいていて、何よりも無口の中に時折見せる感情表現が、舞ちゃんと読者の「庇護欲」を唆る。中々ズルいヒト。 そして舞ちゃんが抱いてしまうのが……タイトルにもある通り、お姉さんを「飼育したい」という気持ち。 一人暮らしのお姉さんと、親がなかなか帰ってこない舞ちゃん。複雑な寂しさを抱える二人が出会い、ひととき寄り添う。舞ちゃんは芽生えた感情に戸惑い、お姉さんは何かを隠しつつ。 不安を抱きながらも、ひとまず優しさを持ち寄る二人は、温かいが少し切ない。「飼育」という舞ちゃんの欲望の落とし所と、二人の関係性の落ち着く先を、今後も追いかけて行きたい。 □□□□□ 食漫画としては、地方性よりも、お腹が空いた人が喜びそうなメニューが並び、唾が出る。むしろ地方性が出ていそうなのは『アイラップ』というツールである。ご存知の方、おられるだろうか……?
ある雨の日、小学生の女の子が拾ったのは制服姿のキレイなお姉さんでした。 お料理上手でお世話好きな小学生・舞ちゃんとコミュ力も生活力も低め、でもなんだか放っておけないお姉さん・タマ。 お世話しお世話され、次第に距離が縮まっていく2人がとっても愛おしいです。 ひとりぼっちでご飯を食べていた舞ちゃんとタマが寄り添い、ふたりぼっちで食卓を囲む。 寂しさを打ち明ける訳でもなく、心の奥まで踏み込む訳でもない。 孤独を分け合うようにそっと寄り添う2人の姿は、微笑ましいのに切なくなります。 ふたりぼっちじゃなくてもずっと一緒にいられますように、幸せな時間がずっと続きますように。 舞ちゃんとタマの幸せを願いながら、最後まで見守りたいと思います。