バーの立て直しのため、I-BACC(アイバック:International Barmen’s Community Club)から派遣されてきたのは、アイバックのトップにして世界でも5本の指に入るバーテンダーの水尾映だった。水尾の作る酒は、バーや店主だけでなく、訪れた客の人生をも潤していく。一人のバーテンダーと一杯の酒が紡ぐ珠玉の物語。大人だけが味わえるぜいたくなひと時を、この一冊とぜひ!
「15万円!? 俺が飲んだのは2、3杯だぞ!」とあるぼったくりバーで騙された客が激怒。店員に拳法三段のマジ蹴りをくらわせた挙句正当防衛を主張する客を黙らせたのは、颯爽と現れた一人の色男だった。罪と暴力が潜む夜の街に何処からか現れてまた何処かへ消える。正体は誰も知らず、警察すらも協力を頼む事があるという夜の街の用心棒・その名も「TOKIO」! 彼の背中に潜んだ龍の入れ墨が浮き上がって来た時、対戦相手は必ず死を迎える…。裏社会・風俗・暴力団、夜の街を交差する様々な悪を人知れず裁いてゆく男のバイオレンスストーリー。