もがく季節の、僕らの読切(ゲッサン2020年9月号)
夢を追うことに限界を感じ始めた僕の前に、13年前と同じ姿で彼女は現れた――
幸せな村だった。不幸な者など誰もいない。その村では怪我も病気もたちどころに治ってしまう。——しかし何故か人が増えることはない、その村の外れには、ある魔女の存在があった——…。幸福を巡る、魔女の物語!
長い長い刻を少女は待ち続けた。売られ、刻まれ、それでも待ち続けた。あるモノと巡り合うために——…。これは人間と精霊の、終わりの始まりの物語。