こやす珠世のプロフィール

こやす 珠世(こやす たまよ)は、日本の漫画家。プロフィール非公開。旧ペンネームに小安 珠世。
主な作品にテレビ朝日系列で放送されているテレビドラマ『相棒』を漫画化した『相棒-たった二人の特命係-』、TBS系列放送でテレビドラマ化された『病室で念仏を唱えないでください』がある。

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▼第1話/相棒誕生▼第2話/下着盗(したぎとう)は危険な香り…!?▼第3話/警ら日誌の謎▼第4話/まぼろしの男の正体▼第5話/モンスター強盗と隠蔽事件の行方▼第6話/正義を貫く覚悟▼第7話/病院での怪事件▼第8話/高所恐怖症の飛び降り自殺?▼第9話/俺の上司に手を出すな!▼おまけまんが ●主な登場人物/杉下右京(特命係警部。変人で明晰すぎる故に島流しとなるが、そこで数々の事件を解明する)、亀山薫(特命係巡査部長。熱血漢故に失敗も多く、島流しとなった元・自称捜査一課のエース) ●あらすじ/手配犯の身柄拘束に失敗し、逆に人質として拳銃を突きつけられてしまった捜査一課の刑事・亀山。面目丸潰れの警視庁は大わらわ、さらに当の本人は平然としているとはいえ、現場は緊迫した状況。だがそんなタイミングで突然、亀山の携帯に一本の電話がかかってきて…(第1話)。●本巻の特徴/「やれ!」と言われれば殺人事件から迷子捜しまで…、それが警視庁特命係。天才的に頭は切れるが変わり者・杉下と、実行力はあるが勇み足気味・亀山の凸凹コンビ、名刺代わりの第一集!! ●その他の登場人物/ 奥寺美和子(帝都新聞社会部記者にして、亀山の彼女でもある)

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INOZ -55歳から歩いて作る日本地図-

伊能忠敬と高橋至時 #1巻応援

INOZ -55歳から歩いて作る日本地図- こやす珠世
兎来栄寿
兎来栄寿

小学生のころ好きな歴史上の人物をひとり選んでレポートを書くという授業があり、織田信長や徳川家康などに人気が集中する中で私が選んだのは伊能忠敬でした。 55歳から自分の脚で日本全土を歩いて測量し、当時としては途轍もない高品質な地図を完成させたというなかなか真似できない偉業に、私は惚れ込んでいました。そのころにこのマンガがあったら、絶対に喜び勇んで読んでいただろうなと思います。『猛き黄金の国 伊能忠敬』や『大河への道』など、近年伊能忠敬への注目度が高いのは嬉しいです。 『病室で念仏を唱えないでください』や『HANAGATA』のこやす珠世さんが描く本作は、齢50を目前に控えた忠敬が家業や村の仕事を引退してずっと学びたかった暦学の道へ進もうというところから始まります。 そんな忠敬の下にやってくるのが、素性の知れない、しかし忠敬を驚かす鳥瞰画を描く才能を持った青年の空。人情に厚い忠敬は、彼と共に第二の人生の幕を開いていきます。 言うまでもなく、江戸時代は今よりも平均寿命が短いです。そんな中で50歳から新しい物事を本格的に始めるというのは、容易いことではなかったでしょう。しかし、情熱や信念がそういったハードルを越えさせていくのもまた人間。余命が長くなって時間を持て余す人が多くなったであろう現代こそ、この忠敬の生き様がより響く時代になったと言えるかもしれません。 ときに頑迷固陋なところもありますが、根本にある伊能家の高潔な家訓によって育まれたであろう優しさや精神性、未知への探究心を全開にするところに忠敬の味わい深い人間としての魅力を感じさせてくれます。それは、私がかつて忠敬に抱いていたイメージにとても近いです。 忠敬ほどの知名度はないものの、忠敬が師事した極めて重要な人物である高橋至時(東岡)も登場。 https://x.com/darumaym/status/1729828197875826805?s=46&t=S5wm4E-TmT39NBg4BgQsPA 松浦だるまさんの願いも届いた感じですね。 タイトルの「伊能図」、「大日本沿海輿地全図」を完成させた高橋景保の親にあたる人物であり、彼らの測量事業が本格化していく今後の展開がとても楽しみです。 暦学や測量の歴史を読みながら楽しく学んでいける物語です。こちらも巻数を重ねていけば実写化なども期待されますし、その意義もある作品であると思います。

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