17歳の初夏、母を亡くした。忙しい毎日の中で、少しずつ拡がった胸の穴を、彼女の笑顔だけが埋めてくれた。夏の盛り、青年は“楽園”に連れ去られた。地下労働、腐った食事、狂信的な信者たち。この地獄から脱け出す方法はただひとつ。偽りの信仰を捧げ、全てを騙せ──!
小さい頃【おはよう】とよく挨拶をしていた神社のおねえちゃん。名前も知らないけど、薙は毎日会えることが楽しみだったーー。でもーーおねえちゃんは突然いなくなってしまった。成長しても神社を通るたびにあの頃を思い出し、また会いたいと願う。そんな時に聞こえた「おはよう」の声ーー。おねえちゃん!?と薙は神社を夢中で探す。気が付くと先の見えない鳥居が続く階段に立っていた…「どこだ、此処!?」薙は一度引き返そうとするも出口に戻ることができないーーさらに太鼓の音と共に不思議な光景が現れる。奇妙な面を被った人々(?)が音を奏でて踊っており、その中にひと際美しい巫女の存在が。「おねえちゃんーー?」
小さい頃【おはよう】とよく挨拶をしていた神社のおねえちゃん。名前も知らないけど、薙は毎日会えることが楽しみだったーー。でもーーおねえちゃんは突然いなくなってしまった。成長しても神社を通るたびにあの頃を思い出し、また会いたいと願う。そんな時に聞こえた「おはよう」の声ーー。おねえちゃん!?と薙は神社を夢中で探す。気が付くと先の見えない鳥居が続く階段に立っていた…「どこだ、此処!?」薙は一度引き返そうとするも出口に戻ることができないーーさらに太鼓の音と共に不思議な光景が現れる。奇妙な面を被った人々(?)が音を奏でて踊っており、その中にひと際美しい巫女の存在が。「おねえちゃんーー?」 分冊版第1弾。※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。