全校生徒の憧れの先輩に告白された夕子。浮かれ気分の帰り道に、不思議な天気雨に遭遇すると、きつねの嫁入り行列から逸れた子狐と出会う。けがをした子狐を保護するが…。
砂嵐の中で倒れたセムナーンは、ガオと名乗るこどもに助けられる。人懐っこいガオは、持っていた楽器を弾いてくれとセムナーンに頼むが…荒廃した世界を温かに描く牧歌的なファンタジー。
小学校卒業と同時に引っ越していった里菜ちゃんが、久しぶりに帰ってきた。でも、あんなに仲が良かったのに、なぜか編み合わない二人。思春期の友情を繊細に描いた短編漫画。
性格の悪かった秋良の死に級友たちは冷めた様子だったが、くされ縁の僕は複雑な気持ちだった。秋良が「お、泣いてる泣いてる」と幽霊になって僕の前に現れるまでは…。
転校生のトモは、前の学校でいじめられていた。今度の学校でも同じ事がくり返されるのかなと落ち込むトモに、「一緒に遊ばない?」と中川かもめは元気に声をかけるのだった。
みどりの小学校以来の友人の宙也は、宇宙が大好きだった。医者の家に生まれた宙也は、医大に行くために勉強を頑張っていたが、本当は…。
多数決で文化祭の準備委員にさせられた林慶一。いつも面倒なことを押し付けられるが、何も言わず受け入れていた。ある夜、一人で晩ご飯を食べていると、同じく一人で遊んでいる女の子と目があった。
高校2年生の貴文(たかふみ)は、親友の元気(もとき)が幼稚園のカバにつけていた鈴を預かっていた。元気の生みの母がお守りとつけてくれていた鈴。貴文はそれを元気の生みの母へ持って行くと、元気と勘違いされ嘘をついてしまった…!? 死んだ親友からの、生みの母への伝言を少年は…
森夏海(もりなつみ)は、山奥のお屋敷に暮らしている嵯峨沢早紀(さがざわさき)の家庭教師をすることになった。早紀くんは急に苦しみだして、夏海は早紀くんが空だが弱いことを知ったが、彼は、おばの範子(のりこ)さんには黙っているようにと言うが…。ある日、脅迫状が見つかったり…怪事件がおこる…
失恋した少年・ヒロは骨董屋の少女・夢路にさそわれ不思議な路地に連れていかれ、「小猫横丁」のCAFE青猫で一休みする。夢路はレモネード、ヒロはブレンドを飲みながら「小猫横丁」の恋物語を話す…