少年ジャンプルーキーで掲載していたが、ジャンプ+の連載まで実力で漕ぎ着けた作品。 モテたい男がある日、根暗のライブをきっかけにロックに目覚める話。 展開は荒いが、物語に引き込む『刺さる言葉』と『演出力』が際立っている。独特の熱さとカッコよさがある
「好きな人は好きだけど、嫌いな人は嫌いなマンガ」の典型みたいな作品。 学生時代『シラけた空気の中で、好きなことに真剣になること』を描いてるから、読んでて何か傷が開きそうになる人には面白くないかも…。 1話では、新歓イベントで1人で演奏する不二美を見た主人公のクラスメートが、「あれキモかったよなあ」と吐き捨てる一方、主人公はバンドの動画を検索し、部室まで乗り込んで意気投合し語り合う。 この『好きなことに真剣になること』は『キモいけどかっこいい』というメッセージが読み手にまっすぐ伝わる、素晴らしい1話の構成だと思う。 「青春と音楽」という全方向に強く刺さるテーマに加え、独特の絵柄。 ジャンプの泥臭い熱さとは全く方向性が違う、「サブカル系の熱さ」に満ちてるので、学生時代ロック聴いてた人間(特にナンバーガール)は、読んで当時の気持ちを思い出して布団の上で悶絶してください!!!
少年ジャンプルーキーで掲載していたが、ジャンプ+の連載まで実力で漕ぎ着けた作品。 モテたい男がある日、根暗のライブをきっかけにロックに目覚める話。 展開は荒いが、物語に引き込む『刺さる言葉』と『演出力』が際立っている。独特の熱さとカッコよさがある