充実した大学生活を送る拓哉だったが、家庭教師の教え子の翔太君に告白されてしまい苦悩の日々が始まる。気持ちはありがたいが、と断る拓哉に翔太君の猛烈アピールが…。
九条は端正で冷静な姿から「氷晶の棋士」と呼ばれ注目をあびる気鋭の棋士。彼の裏側には誰も知らない秘密があった。対局の前に必ず「泣く」事。そうすれば感情に揺り動かされない…と自分を騙し続けて来たがタイトル戦の直前、歪みは現れた…。終盤冷静さを無くし、敗北した彼に、父や家族は失望を口にし、九条自信も自の価値を見失い橋から身投げしようとする。その時、旧知の仲間である嵐山に引き留められ、彼の家に居候する事になるのだが…
目が合えばガンの飛ばしあい、常に喧嘩腰の幼なじみ。でも、本当は好きをこじらせて幼いころに意地悪してしまい、謝れないまま早十数年なだけ。そんなアイツが交通事故で幼児退行!? 身体はそのままで、人格だけ元に戻って「りんくん、りんくん」と俺にべったりだったあの頃に…。複雑な心境だけど片思いの相手が慕ってくるのが嬉しくて、つい魔が差しそうになったり??? 素直になれないDK二人の意地っ張りラブストーリー♪
「もうやめて」その一言が出ていれば、何か変わったかもしれないのに…。幼き日、養子に来た少年・すぐるが受ける両親からの虐待を止められなかった過去に苦しむ紫之は、なんの因果かアパートの取り壊しで再び実家へと戻ることになり―。期待の新人・ちえ子が青年の心に渦巻く感情と葛藤を描く、読み切りデビュー作!