余命半年と宣告されていた進藤壮介が亡くなったのは、宣告から1年後。梶田誠と別れてからも1年が過ぎたところだった。半ば喧嘩別れのような最期に納得がいかないまま、進藤壮介は帰らぬ人となったのだ告別式のあと梶田の前に現れたのは、進藤壮介と同じ姿、同じ名前の男。本人なのか、別人なのか…その答えはすぐにわかった。「お前は誰だ!」せつなくも愛しい人を想うすれ違いラヴストーリー24ページ収録。
高瀬基のあだ名は「王子」。その名の通りピカピカにきれいな顔で。そんな王子に一目惚れをした小坂。一方王子の幼なじみの井乃原は、王子を外見で選んだ小坂のことが気に入らない。自分の方が王子のことをよく判っているのに。自分の方がずっと長く王子だけを見てきたのに。「王子が何で王子なのかも知らないくせに!」24ページ収録。
俺の幼馴染は我慢弱くて口より先に手が出る男、稲田剛。そんな幼馴染に、この夏、正反対の彼氏が出来ました。大人しくて優等生タイプの古賀優一。彼を大事にするあまり、剛は俺にとんでもないことを頼んできた。「俺が優一に変なことしそうになったら、殴って止めろ」はあ?バカじゃね?お前ら付き合ってんだろ?好きに変なことすればいいじゃん!ヘタレバカップルの愛と笑いに振り回される俺の身になりやがれ!!24ページ収録。
佐々木は大学で出会った天野のことが気になっていた。天野はとても穏やかで優しい。そんなある日、佐々木は天野の家に行く機会に恵まれる。期待に胸躍らせながら着いたそこには「弟の高史。一緒に住んでいるんだ」そう紹介された弟の見た目は、あまりにも天野によく似ていた。だがそれ以外は似ても似つかぬとんでもない弟で……。 20ページ収録。
五十嵐は線が細くて見た目もきれいな男。子供のころからかわいくてよく女の子と思われていたせいか女の子っぽいと言われるのが大嫌い。幼なじみの延行はそんな五十嵐のことがずっと大好きでやっと付き合うことが出来たのだが、うっかり地雷を踏んで五十嵐にキレられしまう。何とか仲直りしたいと思う延行だったが、五十嵐に拒否られるのが怖くて話しかけられないでいると……22ページ収録。
宗と隆之は幼なじみ。家は隣で同い年。通う学校も同じで、お互いのことは誰よりもよく知っていた。小さな頃からずっと仲良くやってきてそう、とても仲のいい友達で…。だけどその夜、その2人の関係が大きく変わる出来事が……20ページ収録。