ここは宮城県、田代島。数百年前から猫は豊漁を呼ぶ神の化身として大切にされ、人口60人弱の島内には現在も約200匹の猫が半野良状態で自由気ままに生きている。2015年夏、単身移住してきた私の家の周りにも、もちろんたくさんの猫がいるはず…あれっ? 1匹もいない。しかたない。きょうはあきらめるか、とおやつの袋を持ち上げた途端、大量の猫が…!? しかも初対面でグイグイくるとか、島猫すごっ!!
もうかわいいだけのにゃんこじゃない!!私、やるときはやる猫なんです!!長い時を経て妖怪となった、ゆとり世代の妖怪ねこまたは今日も人間界と妖界をウロウロ。あっちで薄型テレビを呪い、こっちでまたたびにうっとり……。猫好きにはたまらない日常妖怪ファンタジー・コミック!!
【健康のためにも人付き合いをする!】エッセイコミックを中心に執筆している・木月けいこ。いつも通りに机に向かおうとしたある日、とある異変に気が付く。頭の中が空っぽで何も思い浮かばない…それはうつ病の初期症状だった。休業を取り平穏な日常を過ごす中で彼女は人と関わることの大切さを知る。健康のためにも、描くためにも、自分には仲間が必要なんだ! SNSから初めてのオフ会に参加、オシャレなカフェでバイトをしたり、絵本教室に通ったり、コミュ障で一人が大好きだったアラフォーオタクの挑戦が始まる!
【都心を捨てて、猫の楽園へ】次回作のネタに迷う崖っぷちのアラサー女子漫画家・木月けいこ。夢の漫画家デビューを果たしたものの、売れっ子になるまでの道は果てしなく遠い。描くネタを求めて猫好きの彼女が選んだのは、猫島こと田代島への移住だった! そこはコンビニも、ファミレスも、カラオケもない、本当に猫しかいない島。果たして彼女を待ち受けるものとは…!? ガチンコの1年と3ヶ月を詰め込んだコミックエッセイ。
“憧れに、しがみつけ。”適正を無視して、仕事を選ぶ…それは修羅の道! 持ち込み原稿をことごとく突き返される。そんなマッチ売りの少女のような日々をこえて、漸く手にした一世一代のチャンス! アラサー女子、夢の漫画家デビュー! 連載が決まり、コミックスの発売が決まり、トントン拍子で栄光への道を進むはずが…気が付けば“売れない漫画家の森”に迷い込んでいた──…。自虐エピソード満載の笑えて泣ける氷河期エッセイ♪