酔った勢いで不気味な廃屋に忍び込んだ大学生の健太は、以後、この世にあらざる者達の姿が見えるようになる…。一方、健太の従姉・まどかの息子・晃は、事故死した幼稚園の同級生「かけいかずひと」の似顔絵を描いていた…。二つの出来事が繋がる時、思いがけない恐怖が連鎖していく…。
その組織のエージェントは、なるべく目立ってはいけない。地味なスーツに地味なタイ、彼のコードネームは「林宏」。今回の指令は、同僚、牛山の暗殺。簡単だったはずの計画は、ほんの少しの綻びから、徐々に狂い始める…。