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【※この作品は話売り「呪われ姫は暴虐な騎士に娶られる~愛の印を奥深くに刻み付けて~」の第1巻~6巻を収録した単行本版第1巻です。重複購入にご注意ください。】「妻となったものは、どこにくちづけされても拒んではならない」クルヴァ王国、最後の姫君であるエア。月蝕の晩、血の色の髪をもって生まれた《冥王の申し子》である彼女は、誕生してすぐ王宮の外に捨てられた。19年後。森の中で、鷹とともに美しく成長したエアは、「国を乗っ取った」と宣言する『暴虐帝』アルドルに突然、婚姻を申し込まれる。クルヴァの王族を皆殺しにして成り上がった騎士である彼は、正当な王位を得るため、王家の血を持つエアを求めたのだった。字を書けないエアに代わり、アルドルが手を取り、誓いを記させた『結婚式』後の初夜。「新床で花婿が教えることではないのだがな……これからするのは、身体中の血が沸き立つことだ」冷酷非道かと思われたアルドルだったが、閨(ねや)の作法も知らないエアに、意外にも甘く、丁寧に『夫婦となる意味』を教え込む――。エアを虐げ、禁忌の研究に手を染めた大神官ガミジンの思惑。王国の侵略に対抗せんとする隣国の貴族たち。そして、楽師と駆け落ちしたクルヴァの元王女・トゥルヴィダ王女の願い……。魔法と呪い、野望と欲望が渦巻く世界で、エアの無垢な強さを知るたび、暴虐帝は激しく心乱されていく。政略結婚からはじまる、壮大な異世界TL、開幕。

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