ある日、空から一羽の鳩が落ちてきた。病に冒され弱った鳩は、拾った次郎の懸命の看病の甲斐あって何とか元気を取り戻す。それは国内外の鳩レースで輝かしい成績を残した名鳩だった。鳩の飼い主は、治療の御礼として次郎に別の鳩を一羽プレゼントする。その鳩は次郎が看病した鳩の子供だった。
真夏に雪が降る異常気象が発生。それと同時に世界中の動物に不可思議な現象が起きる。動物園園長の息子・大地は生まれたばかりの赤ん坊にも関わらず、動物園課長の息子で、受験生の公明に、テレパシーで地球の危機を訴え、公明に人類の指導者になって戦うことを呼びかける。
子供の頃から動物が好きで好きでたまらず、動物のために生きることを決意し動物園の飼育係の仕事に就いた西山としお。しかし、それは想像以上に厳しい仕事だった。小屋を移す最中にペリカンに逃げられたり、ラクダを自分にならすことに熱中するあまり、怪我をさせたり。失敗を繰り返す中で、としおは一人前の飼育係に成長していく。
盲導犬。それは盲人の目となり足となり、その道案内役となって盲人の生活を助けるよう特別な訓練を施された犬。飼い主の命にかかわる役割を果たすため、並外れた体力と精神力を要求される。人間に初めて火を与えたギリシア神話の神にちなんで名づけられたプロメテウスという犬が盲導犬としての一生を歩き始めた。