時にコミカル、時にシリアス。 バランスの取れた読みやすく面白い作品でした! 新人漫画大賞とったのにその後、漫画が上手く描けなくて悩んでいる主人公、江藤さん。 デザイン専門学校の先生に声かけてもらってマンガ・アート科の講師をやることに。 色んなことに刺激を受け、自分自身どうしたいのか、漫画描きたいのか?悩み葛藤する。 もちろん漫画家の世界は全く分からないですが、メンタル折れそうなこと沢山言われても這い上がってく江藤さんに感情移入してました。 ざっくりですが人生、悩んで泣いて楽しんで笑ってなんぼだなぁーなんて思わせてくれた素敵な作品でした。
※ネタバレを含むクチコミです。
『大正ガールズエクスプレス』など、男性でも読み易い少女/女性マンガの名手である日下直子さんの最新作。ワンオペ子育てに限界を感じている三人のシングルファザーが、ルームシェアして一つ屋根の下で助け合いながら育児をしていく物語です。 開始4ページで登場する、出産・育児に対する世間の無理解。嫌な「あるある」ですが、世の中にこういう人や臆見は多いよな、と思ってしまいます。 逆に、主人公がいが自分一人だけで双子の育児をせねばならぬとなった時の想像できなかった苦労、そして一杯一杯の時に自分以外の大人が家にただいてくれるだけで救われる心地など、子育てを経験した人にとって思わず共感してしまうであろう描写が多数。 誰にも頼れずに孤立してしまい一人で抱えて苦しむことがが子育てで最も辛い時であると思いますが、それを緩和するための一つのやり方として現実的にも有り得る選択肢だと感じます。勿論、条件は難しいですし赤の他人と突然暮らすことで生まれる問題なども生じます。その辺りにもしっかり手は入れられています。その中で出てくる「基本的に他人に期待するべきではない」「けれど他人はたまに期待を超えてくる」という件は正にその通りだなと。 読むと子供を育てることの大変さが解り、現在や未来のパートナーを労わる気持ちが生まれるかもしれません。その内実写化されそうな内容です。
時にコミカル、時にシリアス。 バランスの取れた読みやすく面白い作品でした! 新人漫画大賞とったのにその後、漫画が上手く描けなくて悩んでいる主人公、江藤さん。 デザイン専門学校の先生に声かけてもらってマンガ・アート科の講師をやることに。 色んなことに刺激を受け、自分自身どうしたいのか、漫画描きたいのか?悩み葛藤する。 もちろん漫画家の世界は全く分からないですが、メンタル折れそうなこと沢山言われても這い上がってく江藤さんに感情移入してました。 ざっくりですが人生、悩んで泣いて楽しんで笑ってなんぼだなぁーなんて思わせてくれた素敵な作品でした。