孤独に寄り添う物語を、いつの世も愛しています。 『アタマのナカの鈴せんぱい』や『ベイビー・ブルー・クラスター』の原作でも知られる、にゃるらさん企画の美少女ゲームが原作で、ネームを『吸血鬼すぐ死ぬ』の盆ノ木至さんがある本コミカライズ。もう、1話目から引き込まれました。 最近は配信者をテーマにした作品も増えていますが、この作品の秀逸な点はヒロインのあめちゃん(配信時は「超絶・最かわ・てんしちゃん」略して「超てんちゃん」)視点ではなく、彼女をプロデュースするプロデューサーのおじさんの視点で描かれていることです。 あめちゃんのキャラクターは非常に破天荒でかなり際どい言動が繰り広げられますが、常識人であるおじさんがツッコミ役、あるいは調整役として挟まることによって多くの人が共感を得やすい作りになっています。 そして、何よりにも物語の根本にあるダウナーさと、切実な感情が最高です。 あめちゃんの、意識低めで社会的に不適合な立ち居振る舞い。そして、その裏にある孤独、それを埋めたいがために生じる承認欲求。 そんな彼女を支えるのは、現代社会の暗部によって貶められ挫折を味わい底辺にいる元アイドルプロデューサー。 何者でもなく社会的弱者であるふたりが出逢い、始められる塵芥のような世の中への反逆。そんなの、応援せずにはいられないじゃあないですか。ふつうに生きていたら接点などないであろう、しかし強烈に結び付いてしまったふたりの関係性がね、良いんですよ。 まさに「今」な物語とキャラクターが描かれており、超てんちゃんが少しずつ人気を博していったときに語られる過去のパートなど、実際読んでいて救われる人も多いのではないでしょうか。 個人的に5話は特に神回だと思っているのですが、単行本では巻末のおまけとしてまさにその部分の盆ノ木さんのネームが7ページ分も掲載されています。ネーム段階でも既にとても良いんですが、やはり大倉ナタさんの絵が乗算されて最高になっているなと感じます。このシーンの表情は、とりわけ大好きです。 私のように原作をまったく知らなくても問題なく楽しめますので、9月のパワープッシュ作品として推したいです。 ここ数年はAVGやりたくてやりたくて我慢して震えている状況なのですが、ルーツとなっている作品群に親しんできた身としては原作にも触れてみたいと強く思います。
オモシロイヨーとは聞いていたけど、実は以前読んだときは何がおもしろいのか、よく理解できなかった。 読み直してわかった。 あのときはギャグ漫画を楽しめないくらい心が疲れていたんだ。 今回は普通にくすくす笑いながら読めたのだから、間違いない。 大事なのは睡眠時間と、穏やかな日常。 しかし漫画の略称が「吸死」なんていう、湯婆婆に種族名を「贅沢な名だね」とやられたかのような名前だと知ったら、誇り高き吸血鬼のドラルクは、ショックのあまり一度死ぬのでは。 さらに省略されて、「94」と一部界隈では呼ばれていると知ったら、もう一回死ぬのでは。 そんなことを思いながら2巻を読み終えたのでした。
アニメから入りましたー 放送から結構日がたつているけど、ドラルクが「スナァ~」と崩れ落ちていく様、福山さんの哀愁ただよいまくりなセリフが忘れられない(笑) でもまた固まって戻るという不思議再生能力。 ロナルドのイケメンぽいのに残念感あふれる感じもたまらない。 展開がスピーディーで、ページサクサク読み進められます。 またテレビで放送してほしい!!
アニメが面白かったので漫画の方も読みました。ジョンがかわいい。吸血鬼ハンターのロナルドとすぐ死ぬ吸血鬼のドラルク、使い魔のアルマジロのジョンが愉快な生活を送る話。ジョンがドラルクに再会して泣いちゃうのが最高に可愛いです!
アニメ化までされたのに人気ありすぎて食わず嫌いで読んでなかったんですがとりあえず一巻読みました。 想像の数倍ハイテンポ!!1ページにボケとオチが10個くらい詰まってるようなスピード感ですごいですね。 そしてやっぱりドラルクとジョンが可愛い 吸血鬼漫画は多々あれど1話そこらで吸血鬼の根城が吹っ飛んで跡地になってる漫画はこの作品くらいしかなさそうな気がします。
「息子が帰ってこないんです!」そう住民にお願いされ吸血鬼を退治しようと立ち上がった吸血鬼退治人ロナルド。 いざ乗り込め!とドアを開けた瞬間、吸血鬼がドアに挟まって砂と化した!? 真祖にして無敵の吸血鬼ドラルクと謳われていた本人は、ちょっとした衝撃で砂と化してしまうぐらいの超よわよわ吸血鬼だった!! ロナルドとドラルクのドタバタ劇が今始まる!! てな感じでギャグマンガです!頭空っぽにして読めます。 アルマジロのジョンはアイドルです。 ぜひご一読ください!
絵本というだけあって左開き。最初ページが捲れなくてライブラリを再起動してしました。ジョンがメロンパンの間に並べられて撮った写真がクソ可愛い。 この本のおかげでちゃんとアルマジロは吸血鬼と関係のある動物だと知れて何気にすげー勉強になった。 もう少し読み応えがほしい気もしたけど可愛いのでOKです!
ノリは間違いなくいつもの吸血鬼すぐ死ぬなのに絵柄のせいか不思議と繊細な印象なのが面白い https://twitter.com/MysteryBonita6/status/1412215972795142148?s=20
モブキャラもよく再登場させるしかれこれ11巻もやっている癖して全く飽きない ギャグマンガとはいえ日常系の系譜を受け継いでいるのに日常系特有の飽きが来ない ホ ン ト 何 故 か 全 く 飽 き な い これまた不思議な良いマンガ 同じギャグマンガのCITY共々アニメ化あくしろ
吸血鬼とそれの退治人との対決というより、かけあいのような関係が、ゆるくて楽しいです。 ボーッtしたい時におすすめします。
孤独に寄り添う物語を、いつの世も愛しています。 『アタマのナカの鈴せんぱい』や『ベイビー・ブルー・クラスター』の原作でも知られる、にゃるらさん企画の美少女ゲームが原作で、ネームを『吸血鬼すぐ死ぬ』の盆ノ木至さんがある本コミカライズ。もう、1話目から引き込まれました。 最近は配信者をテーマにした作品も増えていますが、この作品の秀逸な点はヒロインのあめちゃん(配信時は「超絶・最かわ・てんしちゃん」略して「超てんちゃん」)視点ではなく、彼女をプロデュースするプロデューサーのおじさんの視点で描かれていることです。 あめちゃんのキャラクターは非常に破天荒でかなり際どい言動が繰り広げられますが、常識人であるおじさんがツッコミ役、あるいは調整役として挟まることによって多くの人が共感を得やすい作りになっています。 そして、何よりにも物語の根本にあるダウナーさと、切実な感情が最高です。 あめちゃんの、意識低めで社会的に不適合な立ち居振る舞い。そして、その裏にある孤独、それを埋めたいがために生じる承認欲求。 そんな彼女を支えるのは、現代社会の暗部によって貶められ挫折を味わい底辺にいる元アイドルプロデューサー。 何者でもなく社会的弱者であるふたりが出逢い、始められる塵芥のような世の中への反逆。そんなの、応援せずにはいられないじゃあないですか。ふつうに生きていたら接点などないであろう、しかし強烈に結び付いてしまったふたりの関係性がね、良いんですよ。 まさに「今」な物語とキャラクターが描かれており、超てんちゃんが少しずつ人気を博していったときに語られる過去のパートなど、実際読んでいて救われる人も多いのではないでしょうか。 個人的に5話は特に神回だと思っているのですが、単行本では巻末のおまけとしてまさにその部分の盆ノ木さんのネームが7ページ分も掲載されています。ネーム段階でも既にとても良いんですが、やはり大倉ナタさんの絵が乗算されて最高になっているなと感じます。このシーンの表情は、とりわけ大好きです。 私のように原作をまったく知らなくても問題なく楽しめますので、9月のパワープッシュ作品として推したいです。 ここ数年はAVGやりたくてやりたくて我慢して震えている状況なのですが、ルーツとなっている作品群に親しんできた身としては原作にも触れてみたいと強く思います。