研究所に勤めるレベッカは、30歳の誕生日を機に一大決心をした。生活に変化を求めて冒険するのだ。ハンサムな上司のケントが保護者顔で止めるのを振りきって、レベッカは手始めに妹の手を借り見事に美しく変身する。そんな彼女を同僚がデートに誘うなか、ケントはなぜか苦い顔で邪魔ばかりしてくる。私を追いかけてくれるのは、上司としての義務感だけ? レベッカはケントに惹かれている自分に気づくが、彼は女性とは体だけの関係しかもたないと噂されていて…!?
この夏の目標は彼氏を作ること! ハンナはロッジの共同経営者である親友ふたりと賭けをした。24年間生きてきて男性経験のないハンナにはハードルが高かったが、そこへ14歳の頃に恋していたザックが現れる。刑事の彼は職務中に撃たれ、海沿いのロッジに静養に来たのだ。セクシーで危険な雰囲気の彼に、ハンナの胸は高鳴った。ヴァージンを捨てるなら彼しかないと。そうして彼女が深夜にザックの眠るベッドへもぐりこむと、その途端、力強い腕の中にひき寄せられて…?
仕事ひとすじの女医ニコールにとって、恋は最も必要ないもの。そんな彼女の前に突然現れた設計技師のタイは、澄んだ青い瞳とたくましい体をもつパーフェクトな男性。まぶしい笑顔はニコールの信念をまげてしまいそうなほどに魅力的だ。私に迫る上司は不快でしかないのに、彼だと胸が高鳴る。何より孤独を愛する私が、誰かと肌を重ねてみたいと思うなんて…。初めての感情に戸惑いながらも、ときめきが加速していくニコール。しかし、タイは心を寄せるには危険な男で…。
ベリンダの結婚式の最中、突然男性の声が響いた。「ベリンダはぼくの妻だ」――声の主は不動産王のイースターブリッジ侯爵ことコリン・グランヴィル。2年前に訪れたラスベガスで、ハンサムでセクシーな彼の甘い誘惑に我を忘れ、愚かな言葉を口にした。「結婚するなら、あなたのベッドに行くわ」――まさか本当に結婚式を挙げて、ベッドへさらわれるとは思いもせずに…。しかし翌日、結婚は白紙撤回したはずなのに、いったいなぜ彼は私の結婚を邪魔するの…!?
会社のクリスマスパーティーの日。地味で奥手なケイティは、サンタクロースに扮した意中の男性に勇気を出してキスをした。彼はやさしくケイティを抱きよせ情熱的に応えてくれて…もしかして思いが通じあってるの? ところが次の日、彼は何もなかったかのようにそっけない。戸惑うケイティは、とんでもない事実を知ることに。まさかキスの相手が、ガサツで不真面目でプレイボーイの、会社で一番かかわりあいになりたくない、あのブライアンだったなんて…!?
エムのTVプロデューサー生命は危機に瀕していた。失敗を挽回するには上司が指定した料理番組の成功しかない。主役にはNYで人気急上昇中の天才シェフ、ジェイコブが必要よ。なんとか口説き落とさなきゃ! 偵察のために彼の店のあるホテルを訪れたエムは、エレベーターの中で、艶やかな黒髪に底知れぬ黒い瞳のミステリアスな男性から突然キスされて…。彼はまるで素材を吟味するかのようにエムの唇を味わった。運命のカギを握る相手に、こんな形で出会うなんて。
祖父の遺した古いアパートで、親から独立してひとりでアンティークショップを始める決意をしたテイラー。しかし、改修を依頼した建築家のマックは、苦労知らずの令嬢だとテイラーを蔑むような目で見つめてきた。そんなマックに自分でも思いがけずくってかかるテイラー。こんな人無視すればいいだけなのに、どうして胸がざわめくの? 最愛の恋人を亡くしたあの日から冷めきっていたはずのテイラーだが、マックの挑戦的なキスに思いがけず応えてしまう自分がいて…。
金髪のヒロインの作品をまとめたハーレクインコミックスのセットです。魅力的なヒロインたちが情熱的なロマンスを繰り広げます。 「かわいい秘書にご用心」「火遊びは終わり」「ブライダル・スイート」の3巻をまとめて収録。
アニーはグリュンベルク公国のプリンセス。親友の結婚式で花嫁介添人を務めるため、はるばるアメリカへやって来た。ひとときの自由だわ! 私の知らない世界が、私を待っている気がする。しかし、ドレスを試着している最中、逃走手配中の男に銃をつきつけられてしまう。危機を救ってくれたのはまるでナイトのような、チョコレート色の瞳の男性。命の恩人である彼に心奪われるが、彼の名前はムーア。親友の花婿だわ…! 恋に落ちた途端、失恋するだなんて…!?
独身貴族のショーンは2週間、姪を預かることになる。1日中、天使(悪魔)にふりまわされ、仕事も手につかない彼はベビーシッター急募の新聞広告を載せる。応募してきたのはビン底メガネにヤボったい服の冴えない女性。容姿なんて関係ない。この窮状を救ってくれるなら! しかし、実は彼女の正体はロシア王家の末裔であるカーライン王女だった。一度だけ人目にさらされる日々から逃れて、普通の女性の生活を送ってみたい。そう思って変装した仮の姿とも知らずに…!?