仕事ひと筋で地味な毎日を送っていたアリッサだが、新社長のケイレブには心が揺さぶられた。彼は型破りで超セクシー。でも、どんなに魅力的でも惑わされてはいけないわ。その努力を運命があざ笑うかのように、ある日ふたりは出張先でホテルの同じ部屋に宿泊するはめに。予想外の展開でふたりは唇を重ねてしまうが、それ以上には発展しなかった。ところが、会社に戻るとふたりが情事にふけっていたという噂が流れていた。アリッサの脳裏に過去の悪夢がよみがえり…!
ヘザーがマネージャーを務める厩舎の臨時オーナーになった弁護士のジェイク。就任の挨拶で、彼はヘザーに気づき、微笑みかけてきた。――ジェイク、あなたは覚えていたの? 1年前の月夜のあの甘美なひとときを…勇気を振り絞ってかけた私からの電話を無視したというのに――ヘザーはそのとき授かった娘を、ひとりで大切に育てている。彼に何も求めてはいなかったが、娘の存在を知ったジェイクは、父親の務めを果たしたいと法的な手続きを求めてきて――!?
陣痛で診療所に運ばれたレキシーは、立ち会いの医師を見て驚いた。タイラー・ブレイダンがなぜこんな所にいるの!? 数か月前、彼女は仕事をクビになったその夜、家の前で憔悴する悲しい瞳の彼に声をかけた。ふたりは一夜をともにするも朝、目覚めた彼は「恋人も妻も子供も一生つくらないつもりだ」と言って出ていった。だが、そのタイラーは今、目の前にいて我が子を取りあげている。絶対に気づくはずはないと思った矢先、彼は彼女から子供を奪おうとしてきて…!?
「あと数年で妊娠できなくなる」医者の言葉にケイティーは言葉を失った。大柄でかわいげのない自分に結婚なんて無理とあきらめていたけど…子供が欲しい。小さな町の男性はみんな結婚しているから、もう精子バンクに頼るしか道はない。だが最近、彼女より背が高くハンサムなジェレマイアが越してきた。勇気をふりしぼって「子作りに協力してもらえないかしら」と頼みこむ。翌日、彼は昔ながらの方法でならと…。それってつまり、彼とベッドをともにするということ!?
ドクター・ヘリの看護師カーリーは、新しい上司ハンターをひと目見て好感をもった。気さくだし、何より信じられないほどハンサムだ。これからも楽しく仕事ができそう、と思ったのに、カーリーが未婚のまま妊娠中と知ったとたん彼は仕事の第一線から外そうとした。カーリーが強い態度で反発すると、突然ハンターは彼女を抱きしめ激しく口づけしてきた。動揺しながらもキスに心を奪われるカーリー。けれど彼女には、どんな男性にも決して頼れない事情があったのだ。
目を覚ました社長令嬢・クリスティンの隣に寝ていたのは、ハンサムなロデオ・カウボーイのチャンス・ウォレン。彼と裸で抱き合っていたけれど、昨夜一体何があったの?記憶が全くなく大混乱のクリスティンだったが、さらなる重大事実が発覚する!!あなたと私が結婚した!?しかも、妊娠しているかもしれないなんて…。
ブリアの夫サムは、テキサスの大富豪。彼が大怪我で病院に運ばれたと聞き駆けつけたブリアは、昏睡から覚めたサムの言葉に驚いた。「今回は成功したのかな、スイートハート? 妊娠の兆候は?」まさか…覚えてないの? サムの記憶からは、5か月前の流産のせいでふたりが別居という最悪の事態に陥ったことがすっかり抜けていた。ブリアはサムが回復するまで一緒に暮らすことにするが、離婚するはずの夫と過ごす新婚のような甘い日々は、ブリアの心をさいなんで…。
「僕の子を産む母親を探してくれ」密かに想いを寄せるボスから唐突に難題を突き付けられた秘書のヘイリー。聞けば自分の跡を継ぎガルニエ建設の社長となる子供がどうしても必要なのだと言う。条件はふたつ。知性があって美しいこと。彼が結婚するなんて…ショックで早退してしまったヘイリーだが、ボスは早々に相手を見つけてしまったらしい。「条件どおりの女性がいたんだ。」いやよ、聞きたくないわ!しかし返ってきた言葉は意外なものだった。「君だ、ヘイリー」