鳳 芦花(おおとりろか)は、海良(かいら)と共に拳法に精進する拳法一家の中学生。素質は十分だが、優しい性格から本気を出せず、大会ではいつも最下位が定位置になっていた。しかし、来日した拳法の達人の美少年・如鷹(ルーイン)こと風宮シュンは、エキシビジョンの演舞の相手に芦花を指名し、会場を驚かせる演舞で芦花の才能の開花を促す。そんなシュンが居候として鳳家にやって来たのだが、シュンはある重大な使命を背負っていて…。
少女のような容貌を持ちながら、拳法の達人。それが、日中ハーフの留学生「風宮舜」。舜の日本留学には、ひそかな目的があった。父を失い孤独だった自分を偽りの温もりで抱き、用済みになると捨て去った冷酷な男「鹿宝玲一」。あいつに奪われた父の形見を取り戻さなければ。だが、玲一を前にした舜は、動揺を隠せず…!!