帝の正后候補に数合わせで入内することになった、下級貴族出身の暁下姫・千古。持ち前の薬の知識を生かして帝を遠ざけていたにもかかわらず、最初の「お渡り」を受けたうえ、宮廷を巡る陰謀にまで巻き込まれ…。
二度目の医学部受験に失敗し、絶望感にさいなまれていた瀬戸大輝を救ったのは、香老舗の若主人・栄薫だった。薫に招かれた大輝は、香りの持つ力に魅せられて香の道を学ぶことを決意、新たな人生を歩み出す。