東京で震度5あったあと、テレビで日本沈没を見て原作気になりちょい読み勢です! テレビだと邦画の独特のテンポに飲まれがちでしたが漫画だと緊迫感とスピード感すごいですね…。 映画(テレビ)もいいけど漫画を推したい! 日本沈没という突拍子もないタイトルですがあり得ないと一蹴できない地震火山大国…。 地下、海底、色々な視点での理屈も述べつつヒューマンストーリーもあるので説得力あります。 一巻の時点ですでに面白いです!
2011年をきっかけに取り壊された神保町にかつて存在した九段下ビル。築80年の歴史ある建築物を舞台に、4人の作家が、それぞれの時代の人間ドラマを描いていく作品です。ビルの場所は神保町ということもあり、漫画家とも少なからず縁のあったビルだったことが伺えます。 執筆している4名の作家さんですが、一色登希彦さんがスピリッツで「日本沈没」を連載していた時のスタッフが、元町夏央さん(元夫婦)、大瑛ユキオさん、朱戸アオさん、という繋がりがあります。(私は勝手に日本沈没チームと呼んでますが) 収録作 『スクリュードライブ らせんですすむ』一色登希彦 『ごはんの匂い、帰り道』元町夏央 『此処へ』朱戸アオ 『ガール・ミーツ・ボーイズ』大瑛ユキオ いずれの作品もそれぞれの作家さんの持ち味が感じられる短編です。なんだかんだ一色節が好きなんですけど、やはり今オススメするとすれば朱戸アオ先生でしょうか。朱戸アオさん目当てで、この本を手に取る人も少なくないと思いますが、インハンドやFinal Phaseより以前の作品も読みたい、という方は読んで損はありません。この本の中で最も大きなドラマを描いてましたし、ひときわ記憶に残る作品でした。
最近、一色登希彦版「日本沈没」読み直したところ、奥付の制作スタッフや関係者の名前を見て、あらためて制作スタッフの豪華さに驚いた。連載当時は気付かなかったが、並んでいる名前はいまや少なくない漫画通に知られている漫画家が多い。 <制作スタッフ> 高田桂 大瑛ユキオ 朱戸アオ 元町夏央 旭凛太郎 <協力> 鶴田謙二(渡花枝のキャラクターデザイン) 藤田和日郎(居酒屋の看板ロゴ) 庵野秀明(核融合プラントデザイン) 樋口真嗣、スタジオカラー(メカデザイン協力) 協力陣も豪華だ。 藤田和日郎は1話から登場する居酒屋の看板を描いている。 鶴田謙二はこの作品のファンと言うか、単行本の帯などで絶賛していて、最終巻では女性キャラの作画に協力している。 庵野秀明、樋口真嗣など映画人たちは、デザインだけでなく作品後半のスペクタクルシーンの演出に影響を与えていると思われる。(というか庵野映画を観ている気分になる) やはりこの漫画の持つエネルギーは半端でなかった事を再確認した。最終巻は<第一部完>で終わっており、いつか第2部が再開することを願っている。
本作は、小松左京のベストセラー小説「日本沈没」を2006年に漫画化した作品です。原作との相違点はいくつかありますが、日本列島の沈没や崩壊を通して描かれる人間ドラマは原作と変わらない重厚さがあります。日本列島が沈没し、崩壊するという荒唐無稽な設定を成立させるだけの説明が作中できちんとされているため、強い説得力があり、ぐいぐいと引き込まれていきます。自分の居場所が失われていく、自分の居場所が崩壊していくという誰しもに響く普遍的なテーマを取り扱った超大作です。
これは競馬学校を卒業した主人公が、プロとして歩んでいく過程を描く成長物語。原案はダービー4勝の武豊で、走らせる側の心理描写は説得力あり。でもこの作品の特筆すべき所はそこではありません。異様に高い競馬濃度、そして深い競馬愛があるということが競馬好きの心をくすぐってくれるのです。全編ほぼ競馬のことのみに終始し、余計な日常はそぎ落とされています。主人公親子の団らんやデート場面でも話題は競馬オンリー。描写も渾身の一筆という体で、競走馬はあくまで大きく力強く、コースのラスト100mは本当に長く険しく見える。そんな舞台で研ぎ澄まされるジョッキーのたくましい精神。読めば間違いなく気合いが入ります。競馬を知らない人でも、きっと熱狂するファン心理がわかるのではないでしょうか。
東京で震度5あったあと、テレビで日本沈没を見て原作気になりちょい読み勢です! テレビだと邦画の独特のテンポに飲まれがちでしたが漫画だと緊迫感とスピード感すごいですね…。 映画(テレビ)もいいけど漫画を推したい! 日本沈没という突拍子もないタイトルですがあり得ないと一蹴できない地震火山大国…。 地下、海底、色々な視点での理屈も述べつつヒューマンストーリーもあるので説得力あります。 一巻の時点ですでに面白いです!