キラキラした会社のスパダリ王子様だけど
面白い!
面白い!
「お金ありきの関係ですが」スピンオフ
本編「お金ありき」の方で護衛対象として登場したヤ◯ザの元会長子息の巡くんがメイン。 本編だと(裏の本性はともかく)エヘッ😝って感じの子だったけど、こちらではもっと大人びてたかな。 学生の顔よりヤ◯ザの顔の方がカッコ良かった😻 倫太郎は巡くんの事情を受け入れようとする器はあるけど強く強要されると逆らえないところがある。 親と実家の件は大丈夫なのかな。
かわいくて優しいミニチュア×古城ファンタジー #1巻応援
『エルフと狩猟士のアイテム工房』や『ゆずべんとう』の葵梅太郎さんによる待望の新作の1巻が本日発売となりました。 私はもう、かねてより葵梅太郎さんの描くマンガが大好きで大好きでこの『ひねくれ騎士とふわふわ姫様 古城暮らしと小さなおうち』も連載開始の報を聞いてから一日千秋の気持ちでとても楽しみにしていました。 そして、蓋を開けてみればファンタジー世界を舞台にした古城とミニチュアのお話ではないですか。私、何を隠そう西欧の古城が大好きなんです。初めてヨーロッパに行く際にも、ドイツの古城ホテルを行程に組みこみました。RPGの世界を現実に歩けるような空間は堪りません。若い頃は将来古城に住みたいとすら思っていましたし、今でもちょっと別荘にひとつ小さくて良いので古城が欲しいです。そして、マンガをたっぷり詰め込んだ書斎を作る。ひとつの夢ですね。 そして、ミニチュア。最近はあまりやっていませんが、幼いころから細かいものを手作りする作業は割と好きだったので、本格的にやっているわけではないのですがミニチュアにも興味のある方です。 好きな作家さんが、すごく好きなテーマで面白いマンガを描いてくださる。こんな嬉しいことがあるでしょうか。 テーマもさることながら、1話を読んだ時点でもう葵梅太郎さんの良さがたっぷりと出ていて本作も大好きな作品になることを確信しました。 王から要請された、姫クローニアとの結婚話を断るために古城に赴く騎士ルークス。しかし、ふたりは「精霊が見える」ということで人々から奇異の目を向けられ虐げられてきた過去を共通の体験として持っており、徐々に心の距離を縮めながら古城で新たな生活を営んでいきます。 痛みを知るふたりが、それを乗り越えて最終的に幸せを手に入れていく時間の描き方が流石でグッときます。この優しい気持ちになれるハートフルな筆致が本当に本当に大好きです。加えて、純粋にクローニアとルークスがふたりともかわいくて推せます。歳の差カップルですが、そこまで大きく離れてもいないですし、いっぱい幸せになって欲しい……。 妖精たちの言葉まで解るルークスの通訳によって、クローニアは妖精たちにミニチュアの家を作ってあげるのですがその製作の様子も楽しくてかわいくて、見ていてワクワクします。その辺にあるものを改造して家にしていくのがまた楽しいです。 段々と登場してくるサブキャラクターたちも魅力的で、この先の物語の広がりもとても楽しみです。 とにかく、いろんな要素から個人的に大好きな作品です。古城、ミニチュア、年の差のある穏やかな恋愛、ひとつでも引っかかる要素があればお薦めします。
先輩後輩の警官BL
強面で堅物の鷹埜巡査はプライベートでは自信がなくてウブで可愛い。 イケメン後輩の相馬くんはそんな鷹埜巡査に憧れて警官になり更に思いを伝え続ける一途さん。 変な勘違いストーカー女と鷹埜巡査のバスケ部先輩は胸糞だったけど、そこ以外は愛情溢れる良作だった。
笑顔で常に心を保つことはとても大変なこと。
身長が小学校の時から病気で伸びす、大人になった華さん。社会に出て、人目や心無い言葉がある中で、前向きで自分自身も華さんを見習うところが沢山ある。 自分からも社会からも逃げ出さずに、真っ直ぐな瞳でどの感情も受け止めて前に進もうとしている。 そして必ず苦しい時も助けてくれる誰かがいる。 見た目以上に大事なものって、沢山ある気がする。 悩みって、こんな湧く様に出てくるのかと思っていた最中だったので、この作品の中に出てくる言葉達に励まされました。
久々に会った元カノは…
女の子との出会いを求めてFBのようなインスタのようなSNSを始めた2児の父・亮。1話は元カノ・結衣佳から友達申請が来て「会いたくてずっと探していた」というメッセージをもらいドキドキしたところで終わり。 冒頭で結衣佳は見開き扉絵にいる黒いシルエットの癖毛の男に殺されており、このメッセージの送信者が本当に結衣佳なのか謎。 いまいちパンチが弱いように感じたけどここからどうなるのか期待。
笑いあり笑いあり、たまに感動あり。
<ログライン> 魔女と愉快な仲間たちなコメディ。 <ここがオススメ!> とにかく笑える。 ボケ、ツッコミが見事。 キャラによっても笑いの質が異なるので、読む人それぞれのお気に入りが見つかりそう。 (ちなみに、僕は天狗のカンシの回は毎回ツボです) それでいて、きちんと「ジャンプ」をしていて、努力・友情・勝利も描かれ、ラブコメまで入っている全部盛り。 『SKET DANCE』や『彼方のアストラ』でその実力は折り紙付きな篠原健太先生、さすがです。 下ネタ無しで笑いたいなら、間違いなく『ウィッチウォッチ』をオススメします! <この作品が好きなら……> ・SPY×FAMILY https://manba.co.jp/boards/102111 ・銀魂 https://manba.co.jp/boards/19987 ・笑顔のたえない職場です。 https://manba.co.jp/boards/103939
「年上のひと」の続編 2
今度はマオさんのマネージャー八滝さんがメイン! お相手は後輩の新人マネージャー高矢くん。 高矢くんがワンコで健気で一途で可愛いなぁ。 マオさんが良い感じにアシストしてるのも良き。 今作は本編の2人は出てこなかった。
ウミガメのスープの問題みたいだなあ
と思っていたら、「ウミガメのスープ風の問題にするならこうだろ!」と言わんばかりに、ウミガメのスープに言及した話が出てきて、心を読まれた!と思ってしまった。 舞台は、すでに忘れつつある、コロナ禍のステイホーム時代。 当時が現在進行形の漫画は、『テレワァク与太話』ぶりに読む気がする。 読むとそうだったなと、あのゴールデンウィークを思い出す。 登場人物は同じ地域出身の大学生ふたり。 理系探偵と名乗り、Webでお悩み相談を受けている。 お値段、一件500円。 お悩み解決のため理科の知識が必要そうなこともあれば、必要なさそうなこともあれば。 依頼者からのメッセージをもとにするので、情報が少なかった場合は特に「ウミガメのスープ」問題となってしまう。想像力、大事。 本作は、お好きな方は頭の体操もできて、一度で二度おいしい漫画だと思う。
原作には「ざまぁ」も「溺愛もない」転生令嬢物語と書かれていて
舞台はナーロッパとも呼ばれる、小説家になろうにあるある「中世〜近世のヨーロッパに魔法と魔物がいる」世界。 ゲス野郎の父親が全財産を担保にした博打で負けた帰りに事故で亡くなってしまい、早く担保となった家を開けねばと事後処理をしているところから物語は始まる。 主人公が使える能力が「筋力強化」という名の馬鹿力で、普通のご令嬢にはあまり縁がなさそう。 さらに、美しい母親の実の娘であり、妹もそれを継いだにも関わらず、主人公は隔世遺伝なのかキラキラしていない凡人顔。 ただ、思い出した過去の知識を元に無双する。 テレビの「日本スゴイ」番組のように、現代日本の知識で、周囲を圧倒していく。 「ざまぁ」も「溺愛」もないけど、非常に「小説家になろう」らしいテンプレート。 婚約者等による溺愛はないけど、周りの人々から愛されている。 すごく安心できるストーリー展開。漫画なので気軽に読める。 主人公が貴族的な知識を持っていないので、一緒に驚くことができたり、伏線になっていたり。 読んでフフッとなる要素も含まれていて楽しい。
「ヒロシマのおばちゃん」を読みたくて購入
https://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b110795.html 『漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌』(小学館クリエイティブ)で読んだ曽根富美子の短編「ヒロシマのおばちゃん」が衝撃的だったので、もう一度読みたいと思って電子書籍版を探してたら、この短編集に収録されていた。 「ヒロシマのおばちゃん」以外の短編は、戦争の話というよりちょっと昼ドラっぽい話が多いものの、それでも表題作を読むためだけに買っても損はないと思う。 作品の詳しい時期は分かってないのだが、状況からして1990年代頃の設定と思われる。広島での戦争体験を語り継ぐの”一人のおばちゃん”を通して、戦時中の自身の半生を振り返るところから物語は始まる。巧みな語り口と、曽根先生お得意の、不幸で陰湿な心理描写にグイグイと引き込まれてゆく。そしておばちゃんは不幸のドン底と同時に、原爆の日を迎えるのだが…。 変わり果てた広島の街を、怨念そのものとも言える鬼気迫るタッチで描き出し、一度目にしたら忘れられないような光景がこの漫画にはある。おばちゃんは最後に「あれは地獄だったよ」とだけ語る。と同時に、この出来事が教科書の中のたった数行に収まってほしくない、と願うのだった。 個人的には「はだしのゲン」と同じく、ぜひ読み継がれてほしい戦争漫画の一つだ。
※ネタバレを含むクチコミです。