名無し
親に売られて鍛冶屋で奴隷として働いていた少年ユリアンは、逃亡するも100人の奴隷が乗った奴隷船で再び捕まり101人目となってしまうが、海上で謎のタコのようなバケモノに遭遇したことによってユリアンを守って死んだ100人の奴隷の命(能力など含め)をすべて自分のものとして引き受けることになる(要は100回までは致命傷を受けても死なない?)。命がけで自分を守ってくれたみんなの命と、妊婦だったミラのお腹の子ディアナが、いまユリアンが持つ「価値があるもの」。果たしてユリアンは自由を手にすることができるのか…な壮絶ファンタジー。