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「子供の頃によく遊んだ友達は巨木の精霊だった」定番のストーリー。絵が上手いから全体の完成度が高い。ハッキリ言ってこれでもう充分いいと思うけどだからこそ引っかかる点があった。
ヒトならざる存在であるヤエちゃんの本体である木を、大きなコマでしっかり描写するシーンがないのが気になった。精霊になるような特別な木なのにその辺の背景の木みたいに描かれてるのに違和感がある。
「主人公の目から見て何の変哲もない公園の木」なのを表現しているのかも知れない。
でも少なくとも子供の頃によく遊んだ思い入れのある木なんだから年月を経た重厚さみたいなの描いて良かったし、そもそも少年漫画なんだからもっとわかりやすく「特別な木です」って演出して良かったんじゃないかと思う。
サンデーバトル8 第28回 読切テーマ:におい