暴君な兄が3人います
水曜日に主人の身の回りの世話をするため、名前ではなく「水曜日」と呼ばれる奴隷の少女。主人の暴力に耐えながら、たった一人の友達「日曜日」の少年と互いに支え合い辛い日々を過ごしていた。ある日、主人の逆鱗に触れ殺されそうになったその時…突然なだれ込んできた騎士団によって主人は拘束され、少女は無事保護される。騎士達の中から現れた青年。彼は自分が少女の兄で、少女がアスカニアの皇女であると明かす。しかも、皇女は初代皇帝の呪いを解くことのできる唯一の存在だと告げる。思いがけず帝国の皇女となった少女は、三人の兄がいることを知るのだが…
悪女が手懐けた獣
読んでいた小説のサイコパスな悪女イリアナに憑依してしまう!少年マグヌスを拾って好き勝手に飼い慣らす邪悪な悪女…そのイリアナが私!?未来を変えるため、イリアナがかけた洗脳を少しずつ解いていくが・・・。「あなたを手懐けるつもりです。俺がいなければ何もできない獣に。あなたが俺にそうしたように」そして2年後、皇帝になった彼の復讐が始まる――
暴君のたった一人の調香師
原因不明の難病により五感を失い、気がつくと小説の中の天才調香師であるアリエル・ウィンストンに転生していた。しかし、アリエルは小説の中で男主人公のセドリックに執着し続けた挙句、処刑される脇役の悪女だった!今度こそ死ぬまいと、セドリックとの関係を整理し、前世で夢見ていた調香師の仕事を本格的に始める。だが、あれほどまで無関心だったセドリックがアリエルになぜか興味を見せ始め・・・
捨てたゴミは二度と拾いません
主人公レイラとウィリオット公爵家の後継者であるフィレンは幼なじみであり、婚約者同士だった。 がしかし、6年ぶりに戦争から戻ったフィレンは敗戦国の王女であるシスリーを連れ帰り、その上、シスリーのお腹には彼の子どもが… フィレンからは冷たい態度をとられ、また愛人シスリーにまでも虐げられるレイラはその状況に疲れ切っていた。 ある日、偶然出会った男に皇帝補佐官の試験を受けることを勧められる。 肩身の狭かった実家のテベッサ伯爵家から抜け出すには、フィレンと結婚し公爵夫人になるしかないと思っていたレイラは、その提案に一筋の光を見出した。 そして皇帝補佐官の試験に挑戦するレイラを待っていたのは、なんとあの時の男――… 「おめでとう、テベッサ伯爵令嬢」 「まさか…あなたが皇帝陛下!?」
これはまぎれもない結婚詐欺ですっ!
伯爵一家を存続させる唯一の方法…それは爵位を持つ男との「結婚」。エフラン伯爵家の一人娘、レイリンは情報ギルドに1年限定の契約結婚してくれる新郎探しを依頼する。そして4人の候補から選んだ相手は超絶イケメンの「カレイド」準男爵。しかしここで問題発生!相手の名前を読み間違えてしまったレイリンは、あろうことか狂気の殺人鬼「カリアード」を選んでしまったのだ。しかも相手は身分を詐称していたというのだからさあ困った。顔で選んでしまったことを後悔(?)しながら、殺人鬼との甘い新婚生活を送るレイリンの運命やいかに…
悪女の駄菓子屋へようこそ
死んだはずが目を覚ますと、ある小説の中の悪女メルデニークに憑依していた。その小説はメルデニークの婚約者と異母妹のロマンスを描いたお話で、メルデニークが迎える結末はやはり死…。しかも今は事業に失敗し、両親からも見放された状態。こうなったらこんな家出て行って、夢を叶えてやる!ずっと憧れていた駄菓子屋の店主になるため、メルデニークの新たな人生が幕を開ける。「待っててね、可愛いおこちゃまたち!」
悪女はマリオネット
小説『黒薔薇のレディ』で帝国一美しいと称された皇女、カエナ・ヒル。聡明な女性とはほど遠く、悪辣な人物でもあった彼女は、腹違いの弟で皇帝のレイジェフにいいように操られたあげく、悪女らしい最期を迎える…。その後は別の人生を歩んでいたが、逆恨みから刺されてしまい、目が覚めると、前世である『黒薔薇のレディ』の世界に戻っていた――!2度目の人生を生きることになったカエナは、不遇な最期を回避し、操り人形ではない自由な人生を得るため、奮闘するのだが――!?それぞれの思惑が錯綜する壮大な物語が動き出す!
悪女は砂時計をひっくり返す
母親が身体を売ることで生きながらえてきた・アリア。しかし母親が伯爵と結婚することになり、夢にまで見た貴族の一員となり、人生が180度変化する。そんな中、妹である・ミエールの策略で母が殺され、アリア自身も死の一歩手前に…。その刹那、謎の砂時計が発動し、アリアは過去へと飛んだ。そしてアリアは決意する。ミエールを超える悪女になって生き抜くことを――。