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親の再婚で、クラスメイトの彪雅と兄弟になった皓。無口で柔道一筋な彪雅とはこれまであまり接点はなかったが、一つ屋根の下で暮らすようになって、彪雅が思いのほか皓を見てくれていたことを知る。そして、意外とスキンシップに弱いことも。以来、皓はわざと彪雅にじゃれついたりするようになるが…。天然小悪魔な皓に振り回され、桃色の妄想に悩まされまくる彪雅のモンモンたる日々を描いた表題作の他、宝井さきの魅力がギュッと詰まったラブリーな一冊。

大学生の辻村豆寿（つじむらまめひさ）は、美形だが言動が怪しい謎の後輩・キカサになぜか見初められ、つきまとわれていた。お勉強はできても世間知らずな豆寿は、キカサに騙され、Ｈなことをされてばかりで――!?ハイパー・エロティック・コメディ☆

転職した先で、中学時代の同級生・宵越と再会した昼巻。初恋相手との運命の出会いに浮かれていた昼巻だが、宵越の態度はどこかよそよそしい。さらには同僚からも「宵越に嫌われている」とまで言われてしまう。ショックを受けながらもどうしても真実を知りたい昼巻は、思いあまって宵越に迫ってしまい……!?

スーパーモデル、ランの護衛になったボディガードの幹は、ランが金色の瞳をもつ人狼だという秘密を知ってしまう。性的なアプローチをしかけてくるうえに、人を超えた力をもつランの護衛をすることを疑問に感じる幹。そんな中、ランのファンに襲われた幹を庇いランが刺されてしまい──。その後の描き下ろし、スピンオフ作品『月に溺れろ』も収録。

聖エレミヤ高校の生徒会長、九狼ヒナには秘密がある。それは人狼の血を受け継ぐ九狼家の当主であること、そして最近、満月の夜の記憶がないこと…。そんなある日、ヒナはライバル校の生徒会長で己の天敵、橘宗近の匂いに酷く発情してしまう。常に冷静で何事にも動じない、ヒナとは正反対の橘にムカついていたはずなのに、あの匂いを思い出すだけでヒナの体は熱く反応してしまい……。

寡黙な部活の後輩・百成とつきあいはじめた瑞木は、とうとう百成の家に行くことに。期待と不安、ふたりきりの家の中、はじめて愛を確かめあおうとするけれど…。不器用な恋人同士のプロローグ。その他、保父さんシリーズ「せんせい、あのネ」や読切作品も同時収録。切なくも心温まる、ほんわり恋の物語。

姫の従者として宗主国・ヴィシュタリア帝国を訪れたジュリア。残忍と噂される皇帝との謁見に姫と共に脅える中、ある帝国貴族に陛下に惚れ薬を盛って母国の問題の解決を願っては？　と提案される。それがバレたら国ごと滅びると思いジュリア達は無視するが…!?　冷酷な皇帝×属国の姫の従者のファンタジーラブコメディ!!　（初出『fRag vol.37』重複購入にご注意ください）

ラブホ暮らしの売れない俳優・尚はセックス依存症。セックスしないと眠れないけど、恋人は欲しくない。ある日アプリで出会った翔は、ほんわかしていて純情そうな、尚の好みとはかけ離れた男だった。尚がキスしただけで赤くなって突き飛ばし、「こういう事はもっとお互いを知ってから」ときれいごとで尚を怒らせる始末。でもなぜか尚は翔が忘れられず、また連絡してしまう。ただの友達みたいに会って、尚のことを知りたいと言ってくれる優しい翔に癒されながらも、早くやりたくてムラムラが抑えきれない尚。翔には別の顏があることも知らず…。

嫌われエリート社員・真蔵は、邪険にしてもめげずに懐いてくる従兄弟・芦井が会社に入社してからというものペースを崩され困っていた。本社勤務に戻りたいと願っていたある日、本社の本部長が支社にやってくる。真蔵は彼に気に入られようとして弱いのに酒を飲みすぎてしまい…。（初出『fRag vol.35』重複購入にご注意ください）

ヤクザの水島は少年時代に弥勒菩薩に魅入られ、人外のものにしか欲情できないという厄介な性癖を持っている。ある夜、水島は暗い海で人魚と出会う。妖しくも美しいその人魚を、水島は忘れられず……。無邪気な〈化け物〉に絡めとられ堕ちていく、底なしの愛の沼……。（初出『fRag vol.35』重複購入にご注意ください）

白箸は元上司の葬儀の帰り道、年下の幼馴染である一寿と偶然再会する。人の縁が薄く家族も全員亡くなっている白箸は、弟のような彼の笑顔に元気をもらっていたことを懐かしく思い出すが…。（初出『fRag vol.34』重複購入にご注意ください）

全く料理が出来ず困っていたシングルパパとなった明倫は、ふと弁当屋で働く元同級生・椋斗を思い出し彼に料理を習おうと決意する。一方、片想いしていた友人の家に通うことになった椋斗は、毎日会えるだけで十分幸せだったが…!?　（初出『fRag vol.24』重複購入にご注意ください）