名無し
1年以上前
我々師団のなかで最強はボンベ・ゾムだが「最凶」はガオナァ・チーノではないかと思う。 そもそもチーノは入学早々非行グループに絡まれた際、「ほらまた"いつものパターン"や」というなど悪魔学校に来る前(いじめ)にあっていたことを匂わせる言動をしている。 その考えで行くと彼の始終おだてて有頂天にさせる行動性は単に懐柔が目的ではなく相手を攻撃的にしないように配慮しているかのようだ。 周囲が敵だらけ、その場をしのぐだけで一杯の日々を過ごしていたチーノは野望どころかアイデンティティを考える暇もなく、ただ無意味に怒りや悔しさが蓄積していったものと思われる。 そんな芯のなく自己肯定もしないチーノは団長であるグルッペン・フューラーに出会って(彼のような強い悪魔を騙して手玉にとりたい)と考えるようになった。彼の虚言癖はこのころから身についって言ったものと思われる。 さらに1年のころからつるんでいるイロニー・ショッピも彼のようにおだてたり時には挑発してうまく面倒ごとを丸投げする性格で、間違いなくチーノの影響を受けまくっている。 彼はここぞという時の嘘は手を抜かず、周囲をとことん翻弄させる。そんな演技性のある嘘はある意味(天才)でありチーノは詐欺師というより「嘘つき」のほうが性に合っている。 これは酷なことを言ってるようで彼の病的な本性から目をそらして「素直になれ」というほうが彼の存在そのものを否定しているようで残酷だ。
我々師団のなかで最強はボンベ・ゾムだが「最凶」はガオナァ・チーノではないかと思う。
そもそも...