ぺそ
ぺそ
1年以上前
鯖ななこ先生ってflowersでヤギの4コマ描いてる人…という認識だったのですが、今回人間の女性が主人公のお話を読んで一気にファンになってしまいました。人間関係と心の動きが繊細に柔らかく描かれていて、もうずっと読んでいたい…! 幼い頃に両親に捨てられた主人公・喜代恵は、祖母のたばこ屋で働きながら日々淡々と生きている。母と一緒に遊園地に行った日に、母が家を出ていき二度と帰らなかったため、喜代恵はうれしいことがあると不安になってしまう。 あるときから、爽やかな青年・壮介が度々やって来るようになり、気づくと彼を家に住まわせてやり、彼の代わりでバイトに行くようになっていた。そんなとき、家に母が尋ねてきて…。 客観的に見れば壮介はヒモで、喜代恵は利用された女で、2人とも出会ったことで人間的に大きく成長したりはしません。 だけど少しだけ変化はあって、引っ張り出してハロ(日暈)を見せてくれた思い出や、お洒落に垢抜けた容姿が今も残り、壮介が去ったあとの喜代恵の日常は今までとは違ったものになっている。 この全くドラマチックじゃない、現実的で静かな変化がとても良くてじんわり来ました。 鯖先生の人間を描いた作品、もっと読みたい…!
鯖ななこ先生ってflowersでヤギの4コマ描いてる人…という認識だったのですが、今回人間の女...
かしこ
かしこ
1年以上前
短期集中連載されていた「地域の相楽さん」がシーズン2として新たにスタート!これまでの計4回のお話がとても面白かったので、連載復活は嬉しい限りです。だいぶお隣さんと仲良くなりましたが、まだ設楽さんの素性?は知らないようですね…。 ちなみにこれまでのあらすじ。町内会に新しく入ってきた相楽さんは中性的な見た目でかっこいい。引っ越してきた当初は一軒家にひとり暮らしなんて…と、近隣住民に不思議がられていましたが、町内のゴミ拾いでの仕事っぷりのよさ、回覧板まわし騒動で見せた意外な熱血さ、大晦日に神社で配る豚汁作りでの機転のきかせ方、を経て徐々に受け入れられてきた模様。 実は…という程でもないかもしれませんが相楽さんは女性です。あまりにもクールなので、第1話では町内会の全員が「男性なのかな?女性なのかな?でもすごく聞きにくい」と悩んでいて、そこがすごく面白かったです。私も正直どっちなんだろうって思いながら読んでいました。相楽さんはあらゆる物事を推理するクセがあることがずっと描かれていましたが、それも職業がミステリー作家だからということがシーズン1の最終話で判明してます。そのことをお隣さんはまだ知りません。 毎回クスッと笑えるところがあって個人的に激推しの新連載です!!