パイコミックスの感想・レビュー2件宇宙の不思議なお話。星旅少年 坂月さかなstarstarstarstarstar干し芋ふわふわとした浮遊感漂う作品。 PGT社の星旅人登録ナンバー303が、『まどろみの星』(住民のほとんどが眠った星)の文化保尊任務を行うために、宇宙空間を移動して、色んな星でなくなってしまったものを記憶、保存していく。 それぞれの場所で、出会った人々の残してほしいものを聞いたり、亡くなった人の記憶が宿るトビアスの木の赤い実に情報をもらったりしながら仕事をこなしていく。 赤い実は、毒があってそこに住んでいる人々はあまり近づかないけど、303は、その毒に対して無反応な体を持っている。 きっと、何かまだ明かされていない謎が潜んでいるはず。 私が、いいなぁと思ったのは、書いた文字が1時間後にキラキラ光る砂になるペン。文字は、全部消えてしまうけど、それを思い出として取っておくことができる。 1巻読了緩やかに眠りゆく世界を旅する少年 #1巻応援星旅少年 坂月さかなsogor25人々を"覚めない眠り"につかせてしまう毒を放つ「トビアスの木」という植物が宇宙全体に広まってしまった世界。 この作品はそんな世界を舞台に、各地に残された文化を記録・保存する企業に所属する「登録ナンバー303」と呼ばれる少年が星々を巡る様子を描く"宇宙の旅の記録"の物語です。 「トビアスの木」の毒により"覚めない眠り"についてしまった人間は、最後にはその人自身が「トビアスの木」に変わってしまい、その木には元の人間の記憶が詰まった赤い実が成るといいます。 そんな「トビアスの木」と共存しながら"緩やかに眠りゆく世界"で生きる人々を、優しくおだやかに、だけど少しの切なさを交えながら描かれます。 また、星々を旅する「登録ナンバー303」にはとある秘密があり、彼のミステリアスな雰囲気と各地の人々との交流も魅力的に描かれている作品です。 1巻まで読了
ふわふわとした浮遊感漂う作品。 PGT社の星旅人登録ナンバー303が、『まどろみの星』(住民のほとんどが眠った星)の文化保尊任務を行うために、宇宙空間を移動して、色んな星でなくなってしまったものを記憶、保存していく。 それぞれの場所で、出会った人々の残してほしいものを聞いたり、亡くなった人の記憶が宿るトビアスの木の赤い実に情報をもらったりしながら仕事をこなしていく。 赤い実は、毒があってそこに住んでいる人々はあまり近づかないけど、303は、その毒に対して無反応な体を持っている。 きっと、何かまだ明かされていない謎が潜んでいるはず。 私が、いいなぁと思ったのは、書いた文字が1時間後にキラキラ光る砂になるペン。文字は、全部消えてしまうけど、それを思い出として取っておくことができる。 1巻読了