コミックELMOの感想・レビュー16件カワイイ感じのイラストでKILLER’S HOLIDAY 松(A・TYPEcorp.)starstarstarstarstar_borderゆゆゆ映画SAWに出てきそうなサイコなお兄さんと、映画13日の金曜日に出てきそうな仮面の大男と、テレビから出てくる怨霊のお姉さん、底が知れない悪魔つきのエンデ。 集まればほのぼのお茶会が始まるけど、この人たちキラー(殺人鬼)なんだよなあ。 今日の昼ご飯を話す感覚で殺人の話や、「キラーあるある」話をしている。 でもほのぼの感じるのは、絵柄のせいか、キャラクターたちの性格のせいか、読んでいるうちに自分がおかしくなったせいか。 独特の雰囲気が癖になる『KILLER’S HOLIDAY』は、『SCPをざっくり紹介』漫画を公開されている松(A・TYPEcorp.)さんによる商業漫画。 SCPをわかりやすく、おもしろく描かれている方とは知っていたものの、他に作品があるとは知らなかった。 そしてこちらもおもしろい。霧島もいいけど、桜木組長がとってもカッコイイ。組長娘と世話係 つきやstarstarstarstarstar_bordermotomi組長の娘の世話係になった霧島の奮闘っぷりが、面白かっこいい!最初はよそよそしかった八重ちゃんだけど霧島の事が大好きに。狂犬と言われた霧島さえも、八重ちゃんと一緒に過ごすことで変わって来た気が。極道話だけどほんわかしてて、たまにコメディ要素で笑いあり。テンポもいいのでとても面白い。お母さんの意識はもどるのかな・・続きが楽しみあたらしい設定で、面白い!寿命ですよ、お客さま きゃめろんstarstarstarstarstar_bordermotomi※ネタバレを含むクチコミです。極道の娘と組と家族のほんわかコメディ組長娘と世話係 つきやstarstarstarstarstar_border宮っしぃ久しぶりこの手の作品でハマりそうな感じ 極道の娘の世話係を命じられた霧島は、普段は組を潰しまくってる手がつけられない程の狂犬だが、世話係を通じて組長の娘と組の仲間たちに心を開いていく 娘もどんどん霧島に懐いていき、次第に心の距離が縮まっていくのは見ていてホッコリする 絵も上手いし、笑いもあり、コメディと真面目なストーリーのバランスも良く、総じて高水準 単純な日常コメディで収まっていないのも良い所 本当にハートフル(一部血みどろ)なので、万人にオススメできる良作です 自分を受け入れてくれる人の存在。#1巻応援ハロー・マイ・ホーム 空翔俊介starstarstarstarstar_borderPom たまをと海くんの出会いって、きっと必然何だろう。 たまをは辛い中必死で生きてきて、引き寄せられる様に海くんに出会って、そこから運命って再び動き出したりする。 たまを、勇気を持って前に進んでる。 過去を思い出して、中々前に進めないものだと思うのに。。強い女性だな。 まだお話自体もここからだけど、優しく心温まる、そしてたまをと海くんに勇気をもらえるお話になっていくのだと思う。 読み続けたい。たどたどしくとも、顔を上げて前を向いて。 #1巻応援ハロー・マイ・ホーム 空翔俊介兎来栄寿『三白眼ちゃんは伝えたい。』の空翔俊介さんが、『なつめとなつめ』連載の傍ら更にもう一本立ち上げたのがこちら。 ハートフルな擬似家族もので、1話目からがっしりと心を掴まれました。 かつて、大好きだった漫画家の父親と自分の絵を褒めてくれる母親を一度に亡くし、上手く喋ることも笑うこともできなくなってしまったヒロイン・たまをの境遇に、最初から感情移入してしまいます。 碌でもない親戚の下で更に心を壊され、たらい回しにされた結果優しい柏木夫妻に育てられたのは彼女の不幸中の幸い。小さい頃からの夢である漫画家にはなれなかったものの、漫画に関わる仕事をしたいということで編集者の道へ。しかし、コミュニケーション能力の不足により、担当作家や同僚からも疎まれてしまっている状態。それでも、大好きな漫画の仕事を諦めたくないという所は強いシンパシーを覚えます。 そんな彼女が、かつての自分と似た境遇の少年・海に出逢い、勇気を出して引き取って二人で暮らすようになるという筋書きです。欠けた者同士が不器用に寄り添って生きて行く話、どうしたって好きにならずにはいられません。その描き方も、1話を試し読んでいただければ解る通り美しいのです。 そして、思っていることを口に出さないことで海もまた学校という社会で疎外・迫害されていくのですが、そこにおける展開に令和的なものを感じました。かつての物語であったらこういうキャラクターがこんな役割を持たされて物語を動かして行くのだろうな、というものが綺麗に覆されていくエピソードは、逆に近年のリアルさを感じさせられました。 読んだら皆好きにならざるを得ないだろうというキャラクターがいるのですが、こういう人が実世界にも増えてもっともっと優しい世界が広がって行けば良いと思います。 読んだ後は心が暖められます。このような作品があることが、世界の優しさの総量を増やしてくれることでしょう。実写化などされて広く読まれて欲しい作品です。最初っからすれ違いカップル賭けからはじまるサヨナラの恋 わたぬきめん ポルンむサヨナラの恋ってどういうことだと思ったらそういうことか〜! よくある周りの冷やかしで付き合っちゃった系ですね。 そしたら好きになっちゃって、両思いなのに最初っからすれ違ってる系の恋愛ものですね! 大好物です! そういう大人の恋たまらんです…! 「なろう系」の恋愛マンガ賭けからはじまるサヨナラの恋 わたぬきめん ポルン六文銭広告で何度もみたので思わず読んでしまいました。 「小説家になろう」を原作にしたマンガやライトノベル、通称「なろう系」というものが、基本的に異世界やファンタジージャンルばかりだと思っていましたが、本作のように現実の恋愛もあるのかと目からウロコでした。 会社内で「氷鉄の女」と評判な主人公。 ある日、上司たちが、主人公と同期の里村(イケメン)を使って、 「『氷鉄の女』に告白してOKするかどうか」 という賭けをする。 たけど、主人公も実は里村にずっと片思いをしていてたので、この賭けに便乗して彼に急ぎ告白させようと仕向ける。 告白させる→秒でOKする。ここまで2話。 このはやい展開が、個人的にヤキモキする暇がなくて助かります。 主人公も、里村が上司の命令というだけで、自分のことを本当は好きじゃないだろうという感じで付き合うのですが、 この「私全部わかってます」的な、物わかりの良い感じが、微妙に「なろう」系の主人公っぽくて好きだったりします。(やれやれ感的な態度) 里村も徐々に好意のような感情が湧いてきて、二人の関係にいよいよ進展があるのか、進展するとしてもどうやるのか気になって読み進めてしまいました。 テンポよく絵柄もキレイだし、上述のように少し変わった主人公の恋愛マンガなので、自分みたいなおっさんは胃もたれしなくてすみました。 男性にもぜひおすすめしたいです。ついに婚活もデスゲームに!ツカ子の婚活デスゲーム cojomo六文銭未婚率の上昇、若者の結婚離れが叫ばれる昨今、ついに、婚活もデスゲームになりました。 オタク趣味全開で満足していた主人公ツカ子でしたが、友人や同僚の結婚を機に自身も婚活することを決意。 ひょんなことでみつけた、結婚相談所にいくと、そこで出会った婚活コンシェルジュがなんと死神で、1年以内に結婚しないと魂を奪われるという契約をむすんでしまいます。 ツカ子の舐め腐った根性では、成婚予測は0.03%という驚異的な低さ。もう、絶望! かくして、1年以内に、ツカ子は結婚できるのか?という流れ。 死神は、イケメンですがドSで、いい感じに現実を突きつけつつ罵る感じが、面白い。 また他の婚活者にも裏で同じように死神がいたり、それを仕掛けに展開される人間模様が絶妙です。 決して、高望みをしているわけではないのですが、 自分は違う と考えがちな、婚活あるあるが満載で色々タメになるのですが、 それ以上にツカ子を始め登場人物たちいい感じでどこかヌケていて読んでいて楽しいです。 婚活!というと一大イベントではありますが、これくらい笑いに変えられるといいですね。何が起きても前を向いていく姿さくらと介護とオニオカメ! たかの歩Pom 介護職員達の話ですが、改めてすごく大変な仕事で日々張り詰めた緊張感の中でお仕事しているんだろうなと感じた。 主人公オニツカの日々の成長もしっかりと描かれていたけれど、リーダー熊本が重い病になってしまい、後半少し読むのが辛いなと思ったけど、皆前向きに頑張って生きていて勇気をもらえる作品だなと思った。 次巻で最終回。 強くなるって簡単なことじゃない。強ガール 朝比奈ショウPom 雪ちゃんの、強くなりたい。そのために自分で自分を守るために立ち向かい、自分と向き合って頑張ってるその姿に、グッとくる。 自分を守るために、逃げるんだって、良い言葉だな。涙なしでは強くなれないんだな。 雪を見守ってる友人アキちゃん。 二人支え合ってて素敵な関係だなって思う。 ストーリーも面白い。 誰が読んでも、ハッとさせられる箇所はあるんじゃないかなと思う、良きマンガでした。"なりたい自分"になるため頑張る女子大生 #1巻応援強ガール 朝比奈ショウsogor25黒髪のストレートヘアに金のメッシュを入れ、大きなピアスや派手なファッションを身にまとう、見るからに"強い"雰囲気の女子大生・神崎雪。 だけど彼女はそんな見た目とは裏腹に、大学で友達ができないことを気にしていました。 この作品はそんな彼女の大学生活を描く作品です。 自分が憧れている"強い女性"になれるように、好きなファッションを着こなしたり普段からクールに振る舞おうと努力したりという「外から見た」雪の姿と、友達を作りたいけど自分から声を掛けることはなかなかできないという彼女の「内面」、そのギャップがすごく人間味があって魅力的です。 いんな悩みをいろんな悩みを抱えながらも自分らしく生きようとする雪の様子に共感できて、素直に彼女のことを応援したくなる作品です。 1巻まで読了令和の黒沼爽子は強い!(見た目が)強ガール 朝比奈ショウ天沢聖司1話読んで強め系ファッションにノリノリで前向きなテンションに笑ったやつ。スタイルが良くピュアで純粋で可愛らしい性格で昔いじめられてた……という設定は君に届けの黒沼爽子を思い出す。 自分らしくいられる好きなファッションに身を包み、理想を目指して生き生きとしている姿はいいですね。 見た目だけじゃなく少しずつ内面も強くなっていく雪ちゃんをそっと見守りたい。 https://comic.pixiv.net/works/7384 "どうしようもない賭け"から始まる社会人ラブコメ #1巻応援賭けからはじまるサヨナラの恋 わたぬきめん ポルンsogor25どんな時もクールかつ事務的に仕事をこなすことから「氷鉄の女」というあだ名で呼ばれるOL・吉永奈央。 ただ、彼女はもうすぐ会社をやめて地元に帰る予定でいました。 そんなある日彼女は、先輩の男性社員たちが自分を落とせるかの賭けをしようと彼女の同期・里村紘一に無理やり告白させる相談をしているのを聞いてしまいます。 本来なら先輩たちに怒るべきところなのですが、実は吉永は長年密かに里村に片思いをしていて、その賭けの通りに里村に告白してもらい、地元に帰るまでの思い出として彼との交際を楽しめればいいと考えていました。 その後 実際に里村が吉永に告白し 吉永がOKすることで交際が始まりますが、吉永は里村が先輩たちの賭けに付き合わされていることを知っているため、里村が自分に好意を持ってるわけではないという考えが根底にある中で純粋な気持ちで交際を楽しもうとします。 一方の里村は 最初は吉永に対する後ろめたさのほうが強いのですが、少しずつ彼女に好意があるかのような振る舞いを見せるようになります。 そんな"どうしようもない賭け"から始まった2人の交際が時間が経つにつれてどう変化していくのかを描く作品です。 1巻まで読了細かすぎる神奈川ローカルネタとエルフあるあるの合わせ技が最高!#神奈川に住んでるエルフ 鎧田たか※ネタバレを含むクチコミです。二人の絶妙な関係性が良い。組長娘と世話係 つきやPom このお話、個人的には、とても良かったです。 八重花の、ゆるく子供ながらの純粋でほっこり癒し系なところがお世話係になった霧島の心(これから過去が解き明かされていく模様。。)を晴らして行く感じ。 シリアスなシーンももちろんあるけれど、描写は硬くないので女性でも読みやすく、霧島と八重花に癒され、お互いを思いやる気持ちと信頼感が高まっていく様にグッとくる。
映画SAWに出てきそうなサイコなお兄さんと、映画13日の金曜日に出てきそうな仮面の大男と、テレビから出てくる怨霊のお姉さん、底が知れない悪魔つきのエンデ。 集まればほのぼのお茶会が始まるけど、この人たちキラー(殺人鬼)なんだよなあ。 今日の昼ご飯を話す感覚で殺人の話や、「キラーあるある」話をしている。 でもほのぼの感じるのは、絵柄のせいか、キャラクターたちの性格のせいか、読んでいるうちに自分がおかしくなったせいか。 独特の雰囲気が癖になる『KILLER’S HOLIDAY』は、『SCPをざっくり紹介』漫画を公開されている松(A・TYPEcorp.)さんによる商業漫画。 SCPをわかりやすく、おもしろく描かれている方とは知っていたものの、他に作品があるとは知らなかった。 そしてこちらもおもしろい。