貸本マンガの感想・レビュー7件鬼太郎にはないテイスト貸本漫画集 【水木しげる漫画大全集】 水木しげるtakaaki※ネタバレを含むクチコミです。漫画の鬼太郎はイケメンじゃないけど可愛いゲゲゲの鬼太郎 【水木しげる漫画大全集】 水木しげる名無しゲゲゲの鬼太郎のアニメは観たことがあるけど、漫画版は読んだ事がないという人は意外と多いんじゃないでしょうか。漫画の鬼太郎はアニメとは雰囲気が全く違うんですよね。アニメだと鬼太郎のビジュアルがどうしてもイケメンになりがちですが、漫画だと三頭身ほどで興奮したときに出る鼻息の描写は格好良いというより可愛い感じです。漫画の方が水木先生の世界観が全面に出ているので、背景を含め、全体的に暗い印象を受けます。ただこれが妖怪たちの怖ろしさを掻き立ててくれるので、一度読んだら癖になること間違いないです。ねじ式は6巻つげ義春作品集 つげ義春hysysk美術予備校に通ってた頃に友達に教えてもらった。当時は鈴木翁二が人気で、その影響を遡って行き着いたんだと思う。今は「無能の人(14巻)」とかが沁みます。約80年に亘る波乱万丈の自伝水木しげる伝 ボクの一生はゲゲゲの楽園だ 水木しげるマウナケア漫画界の巨匠・水木しげるの自伝漫画。大阪で生まれ鳥取・境港でのんのんばあと過ごした少年時代、南方の第一線に出兵した戦時中、復員後の漫画家生活と大きく3つの構成で綴られる、約80年に亘る波乱万丈の歴史です。説教くさく押しつけがましいところもなく、しかしながら要所では凄まじい妖怪画や泣かせるエピソード、艶笑譚もあって、淡々と読めるのに妙にお腹いっぱいになる。著者独特の引き気味の目線や、リアルかつ幻想的な背景が、ザ・日本(人)という感じで印象に残ります。またこの作品を読むといつも、悲惨な話もありますけど、ちょっとうらやましい人生だよなあ、自分は年とったらこんなに話すことあるかなあ、なんてしみじみ思ってしまいますね。実は意外に漫画家の自伝漫画は少なくて、あっても漫画ではなかったり、立身出世時代だけだったり。なのでこれはありそうでないジャンルの漫画で、著者はそれが作品にできる唯一無二の存在。まさに人生が漫画みたいなものなんですから、水木サンにはいつまでもオモチロク人生を過ごしてもらいたいものです。 なつかしい?ゲゲゲの鬼太郎 【水木しげる漫画大全集】 水木しげるめあ子供の時にアニメで見てもう一度見たくなったので!イメージが変わる…!!貸本版墓場鬼太郎 【水木しげる漫画大全集】 水木しげる 小泉八雲やむちゃきっと皆さんの知ってる鬼太郎ではないです。賢くて、優しくて、強くて、正義感にあふれていて…みたいなイメージが覆る。思ってたのとちがう。でもダークサイドな鬼太郎も段々好きになる不思議。大人のための水木しげる世界怪奇シリーズ〔全〕/サラリーマン死神〔全〕他 【水木しげる漫画大全集】 水木しげる名無し背景の執拗な描き込みが醸し出すおどろおどろしさと、間抜けなキャラクターのギャップが素晴らしい。水木しげるは日本の妖怪のイメージしかなかったが、「世界怪奇シリーズ」はドイツやカンボジアなど外国が舞台で新鮮だった。徹底的に資料を調べるタイプらしく、風景や建造物、土着の神などの絵も非常に見応えがある。 人間社会みたいな地獄からやってきた「サラリーマン死神」はブラックな面白さと切なさが気に入っている。
※ネタバレを含むクチコミです。