あらすじ

自らのすべてを捨てて、許嫁であった女性・可憐を探す一人の男――証刑一郎(あかし・けいいちろう)。唯一の手がかりである女郎部屋をたずねてケイの旅は今日も続く――。
ケイの凄春 1巻

無私の愛ゆえに、離れ離れになる二人――。武士を捨て、家を捨て、求め合いながらもさ迷うケイと可憐の青春大河ロマン!引き裂かれた婚約者・可憐を探して旅を続けるケイ。はたして二人に再会の日は訪れるのか――?

ケイの凄春 2巻

自らのすべてを捨てて、許嫁であった女性・可憐を探す一人の男――証刑一郎(あかし・けいいちろう)。唯一の手がかりである女郎部屋をたずねてケイの旅は今日も続く――。

ケイの凄春 3巻

カラスを連れた浪人・成木持無(なるき・もたぬ)――。上田藩士だったこの男には妻に裏切られた悲しい過去があった――。可憐を探すケイの旅に新展開!!

ケイの凄春 4巻

可憐をさがして旅を続けるケイに殺しと盗みの疑いが降りかかる!!犯人に仕立て上げようとする役人に濡れ衣を晴らすことができるか…!?

ケイの凄春 5巻

今、語られるケイの過去……。その凄まじき内容は、聞くものの胸にずしりと重く、本物の手ごたえを呼び起こすものであった……。

ケイの凄春 6巻

水屋の石とさげすまれ、可憐と共に閉ざされた7年を過ごしたケイがついに真実を語るときがきた――だがそれは新たな悲劇の始まりだった…。

ケイの凄春 7巻

正気に戻った可憐の出奔……。その意図を理解したケイは水術指南の地位を捨て、武士を捨て、一路あてどない捜索の旅へ出る…。

ケイの凄春 8巻

冤罪の疑いを晴らしたケイは一路、信濃路から上州路へと可憐の消息を追う。上州草津の湯に近い六合村――、ここで二人には再会の機会があったのだが……!?

ケイの凄春 9巻

出奔した可憐は女衒を束ねる男、仲町怒生のもとにあった――。固く閉ざされてしまった可憐の心と身体を怒生は開かせようとするが……。

ケイの凄春 10巻

ケイさまに会いたい――。可憐のその思いが吉原の総元締たる怒生を燃え立たせた!!雪深い草津から一路江戸へ……新展開の時代ロマン。

ケイの凄春 11巻

花の吉原で消炭稼業をするケイ――。一方、雪深い草津から怒生と共に死線を越えて江戸を目指す可憐――。再びめぐり会う日はあるのか……!?

ケイの凄春 12巻

会える…とうとう会えるんだ!!ケイと可憐――引き裂かれた二人が再び相見える!!互いを思うあまりの無私の愛がようやく一つになる……。

ケイの凄春 13巻

江戸の町の対岸の村に住みついたケイと可憐。その村を襲った洪水に水府流水術が役に立とうとは……。そして二人の間に新しい生命が!!

ケイの凄春 14巻

小さな軋轢をのりこえて徐々に村人に溶け込んでいくケイと可憐――。そして再び水戸藩主と黒木の父親に相目見えるときが……ついに大団円!!