あらすじ

イタリアの修道院にいた青年は、父親が死んだ事により、当主として棗希郎衛門(ナツメキロウエモン)という名前を受け継ぐ事になった。45代目当主となった彼は、父親の残した莫大な財産と同時に、「金」と「女」が思いのままになる“力”も受け継いだというのだが…!?
黄龍の耳 1巻

イタリアの修道院にいた青年は、父親が死んだ事により、当主として棗希郎衛門(ナツメキロウエモン)という名前を受け継ぐ事になった。45代目当主となった彼は、父親の残した莫大な財産と同時に、「金」と「女」が思いのままになる“力”も受け継いだというのだが…!?

黄龍の耳(2)

愛する伽那子(かなこ)を追って京都にやって来た45代棗希郎衛門。だが、そこには希郎衛門を亡き者にしようとする美那一族の刺客たちが待ち構えていた。伽那子を救うため、希郎衛門は敵の待ち受ける清水寺へ向かった!!

黄龍の耳(3)

香港財界ナンバーワンの実力者・周(しゅう)と会う事になった棗希郎衛門。しかし、周は幸運を呼ぶ伝説のダイヤ“ガイアの雫”を使い、日本を征服しようとしていた。希郎衛門は“炎龍の章”の封印を解くため、周に戦いを挑むのだが…!?

黄龍の耳(4)

激しい戦いの合い間、無人島に降り立った棗希郎衛門は、そこで人魚と見まごうような美女と出会う。そんな中、島の火山が噴火し、現地の村にも被害が…。希郎衛門は、村を守るという伝説の“勇者の剣”を求めて火山に向かうが…!?

黄龍の耳(5)

女王陛下に会うために、女王の別荘に招かれた棗希郎衛門。しかしそこに女王を狙うテロリスト集団が現れ、女王と希郎衛門は人質にされてしまう。女王を守るため奮戦する希郎衛門だったが、実は襲撃が陽動作戦だったことに気づいた時には…!?

黄龍の耳(6)

フランスに渡った棗希郎衛門は、何者かに追われる美女・セシルと出会う。彼女は自分が“黄金の龍を抱いた男の娘”だと名乗る。希郎衛門は彼女が自分の姉ではないかという啓示を受け、真相を探ろうとするが、そこにセシルを追うギャングが現れ…!?

黄龍の耳(7)

人狼の美女・イヴに魅入られてしまった棗希郎衛門。イヴの狙いは、希郎衛門の子を受胎し、その後、希郎衛門を殺害する事だった。希郎衛門を救うためイヴの城に向かったミス・ゴードンは、その途中イヴの弟の人狼・ガイに襲われてしまう…!?

黄龍の耳(8)

モナコに滞在していた棗希郎衛門は、そこでオルライン王国の王女・アンヌマリーの婿選びに参加する事になってしまう。アンヌマリーと王国を手に入れるために卑劣な手段を使うクロードに対し、希郎衛門の怒りが爆発する!!

黄龍の耳(9)

日本に帰って来た棗希郎衛門だが、黄龍の力が強まり、その力を制御出来なくなってしまう。そんな中、棗一族に恨みを持ち、“黄龍の力”に勝るとも劣らぬ恐るべき“力”を持つ暗殺者の集団『影虎の賊』の刺客が希郎衛門に襲いかかる!!

黄龍の耳(10)

『影虎の賊』にさらわれた伽那子を救うため、棗家の宝刀『逆鱗』を携え、敵のアジトに乗り込んだ棗希郎衛門だが、戦いの最中に突如まるで別人格のようになってしまう。別人格の希郎衛門の力は凄まじく、敵の白蛇鬼(はくじゃき)と紅蝙蝠(べにこうもり)を追いつめるが…!?

黄龍の耳(11)

『影虎の賊』を追ってニューヨークに飛んだ棗希郎衛門は、敵の蒼猿の罠に落ちてしまう。そして、ついに目覚めた『影虎の賊』の首領・虎咆(こほう)と対峙した希郎衛門だが、その圧倒的な“不運を呼ぶ力”の前に、ついに力尽きてしまう!!

黄龍の耳(12)

虎咆との戦いの傷をいやすため南国に来ている棗希郎衛門は、そこで知り合った美人姉妹の持つ豪華客船にあるカジノに招待される。しかし、幸運の力を持つはずの希郎衛門が、カジノで負け続けてしまい…!?

黄龍の耳(13)

世界的女優であるシャルロットと、その撮影クルー達と出会った棗希郎衛門。彼女は殺人狂で自殺願望のある女「アイスドール」になってしまう“心と身体の闇”を持っていた。シャルロットの“闇”を払うため、希郎衛門は黄龍の封印を解こうとするが…!?

黄龍の耳(14)

棗希郎衛門はギリシャで美人ジャーナリストのマチルダとトライアスロンの優勝者・フォルスに出会い親交を深める。そんな中、棗財団が闇の秘密結社によって崩壊したとの知らせが入った。その知らせには続けて、秘密結社の総統がフォルスだと…!?

黄龍の耳(15)

愛するマチルダを失った棗希郎衛門は、マチルダに化けたクレオパトラに騙され、黄龍の力を奪われてしまう。フォルスとの戦いの中で自分を取り戻した希郎衛門だが、すでにクレオパトラは世界を崩壊させるため聖杯を起動させていた!!