あらすじ

ひそかに想い続けてきた幼なじみ・睦月が、ぽろぽろ涙をこぼしている。そんな夢を内田が見た翌日、睦月の初恋のひとが見つかった。「睦月のよさをわかっているのはこの世界に自分ひとりだけで、もしかすると睦月は一生、俺の隣にいるかもしれない」胸に確かにあった期待を砕かれた内田は、突然のなりゆきを呪わしく思うが――。そこは夢。けれど幻や物語なんかじゃなく、現実の延長線上、はしっこのはしっこで確かに繋がっているところ。夢の中ひとり佇む「彼」と出会った悩み多き青少年は……? 三崎汐が夢とうつつのあわいに紡ぐ連作集、描き下ろしも収録。
ほとりのとばり

ひそかに想い続けてきた幼なじみ・睦月が、ぽろぽろ涙をこぼしている。そんな夢を内田が見た翌日、睦月の初恋のひとが見つかった。「睦月のよさをわかっているのはこの世界に自分ひとりだけで、もしかすると睦月は一生、俺の隣にいるかもしれない」胸に確かにあった期待を砕かれた内田は、突然のなりゆきを呪わしく思うが――。そこは夢。けれど幻や物語なんかじゃなく、現実の延長線上、はしっこのはしっこで確かに繋がっているところ。夢の中ひとり佇む「彼」と出会った悩み多き青少年は……? 三崎汐が夢とうつつのあわいに紡ぐ連作集、描き下ろしも収録。