あらすじ

ついに蘇芳に絆された五道だが、上司から突然、見合い話が持ち上がり……。一方、丁子に執着するも拒絶された岩吾は、米国行きの準備をし始める。果たして四人の愛の行方は!?感動の完結巻!
彩おとこ(1)

時は大正、大衆文化は華やかなれど未だ男は美よりも力の時代。蘇芳は弟の丁子らと協力して男物専門店「SUOH」を開店するが、なかなか思うようにいかない。さらに、蘇芳が惚れた陸軍少尉・五道に美を否定されたり、両刀使いの用心棒・岩吾に兄弟揃って狙われたりと色恋方面も前途多難……!粋に酔え、ベルエポック・ダンディズム!

彩おとこ(2)

時は大正、浅草。蘇芳は弟の丁子らと男物専門店を開くが経営困難に陥ってしまう。資金繰りのため丁子は遊廓の用心棒岩吾に身体を売る事に。身代わりになろうとする蘇芳だが……。一方、母のウメは少尉に、兄弟が互いに執着する理由を過去に遡って語り始める――…。愛と哀が交差するベルエポックダンディズム第ニ弾!!

彩おとこ(3)

時は大正、浅草。蘇芳と弟の丁子が互いに執着しあう理由を母のウメから聞かされた少尉は、あまりの重い事情に動揺する。一方、借金を身体で返すため、岩吾のもとへと通い続ける丁子。岩吾には何か企みがあるようで――…。天敵同士の少尉と岩吾の出会いを描いた番外篇も収録。ますます盛り上がる、ベルエポックダンディズム!

彩おとこ(4)

蘇芳と少尉、丁子と岩吾、それぞれの降誕祭。少尉は己の鈍感さから蘇芳を怒らせてしまう。一方、幸せな一夜を過ごした丁子だが、岩吾が自分以外の相手とじゃれている姿を見てしまいショックを受ける。兄弟が相手を忘れようと努める中、逆に少尉と岩吾は彼らに執着しはじめて……。岩吾の昔馴染みの白龍らも登場し、ますます目が離せない第四弾!

彩おとこ(5)

ついに蘇芳に絆された五道だが、上司から突然、見合い話が持ち上がり……。一方、丁子に執着するも拒絶された岩吾は、米国行きの準備をし始める。果たして四人の愛の行方は!?感動の完結巻!