あらすじ

好きになったのは、世界でいちばん優しくて残酷な人。克哉は共に暮らす親代わりの青年・透に道ならぬ恋心を抱いていた。ある日亡くなった母の知り合いだという男から、母の死は事故でなく轢き逃げ──殺されたのだと聞かされる。母の記憶はおぼろげで実感の湧かない克哉だったが、遺留品から、透が犯人かもしれないという疑惑が生まれ……!?無知で幸福だった日々の終わりへのカウントダウンが始まる。胸を刺すドラマティック・ストーリー!!
エンドゲーム(1)

好きになったのは、世界でいちばん優しくて残酷な人。克哉は共に暮らす親代わりの青年・透に道ならぬ恋心を抱いていた。ある日亡くなった母の知り合いだという男から、母の死は事故でなく轢き逃げ──殺されたのだと聞かされる。母の記憶はおぼろげで実感の湧かない克哉だったが、遺留品から、透が犯人かもしれないという疑惑が生まれ……!?無知で幸福だった日々の終わりへのカウントダウンが始まる。胸を刺すドラマティック・ストーリー!!

エンドゲーム(2)

「殺したのは、オレだ」──衝撃の告白を聞いた克哉は透を詰(なじ)り、家を飛び出した。透が母を殺したという事実より克哉を苦しめるのは、二人で過ごした幸せな日々が全て、償いのための偽りだったかもしれないこと。自暴自棄になって街をさまよう克哉だが、そこにある男の影が忍び寄り……?番外篇二篇も収録した、感動の完結巻!!