あらすじ

神の子孫といわれる“アスカの民”は、大人になるのに100年以上かかり、不思議な力を持つ一族。カレンは、そのアスカの民の力を、母からもらった腕輪で封じ、人として生きています。でも、腕輪にエドのペンダントをはめこみ、「カレン」と呪文を唱えると、白く長い髪のアスカの民の姿に変身するのです。カレンは、その腕輪の第10代継承者であり、“最後の呪文”を司る者だというのです。そしてカレンとエドは、カレンの母を探す旅に…。第2巻!
KAREN 1巻

舞台は19世紀末のロンドン。自分や人の傷をすぐに治せるという、不思議な力を持つ黒髪の少女・カレンは、幼い頃の記憶がないエドという少年と出会いました。カレンの腕には、幼い頃に生き別れた母親が彼女に残した腕輪があります。ところがこの腕輪が人類が手にしてはならない“奇跡の力”のカギであることを知ったスタックレー伯爵は、腕輪を手に入れるために、非情なやり方でカレンを追います。果たして…!? ミステリアス・ファンタジー、第1巻!

KAREN 2巻

神の子孫といわれる“アスカの民”は、大人になるのに100年以上かかり、不思議な力を持つ一族。カレンは、そのアスカの民の力を、母からもらった腕輪で封じ、人として生きています。でも、腕輪にエドのペンダントをはめこみ、「カレン」と呪文を唱えると、白く長い髪のアスカの民の姿に変身するのです。カレンは、その腕輪の第10代継承者であり、“最後の呪文”を司る者だというのです。そしてカレンとエドは、カレンの母を探す旅に…。第2巻!

KAREN(3)

記憶が戻ったエドは、守る者と守られる者は結ばれちゃいけない掟があると言います。彼を好きなカレンはショックを受けます。カレンは一族のこと、エドの言う掟のこと、そして、自分の生きる意味を知りたいと強く思うのでした…。そして、夏至の日、カレンとエドは聖なる呪文を唱え、ストーンヘンジから“聖なる国”へと飛び立ちました。母・チヒラの待つ“日出づる国”日本へと…。短編「袋小路の館」も同時収録のミステリアス・ファンタジー、第3巻!

KAREN(4)

自分の運命の謎を追うカレンは、エドとともにイギリスから日本の明日香へと旅立ちました。そこで扉を封印する母・チヒラと会うことができたのです。しかしその扉は、神の一族が人々を苦しめないようにする扉。カレンは母親同様、人々の犠牲となってその扉を守る運命だったのです。そして、神として生きることを選んだ一族・アスカの民の長から、究極の選択を迫られたカレンは…!? 『KAREN』番外編と読み切り短編の2作も同時収録した第4巻!

KAREN(5)

人として生きるか、神として生きるか…カレンが選んだのは人として生きることでした。しかし、そのためにカレンは100年の間、いけにえとなって扉を封印しなければならないのです。そして、カレンとともにいるためにエドが選んだ方法は…!? ミステリアス・ファンタジー、感動の完結巻! 他に『KAREN』番外編の「ジムのぼうし」と「2000年めの伝説」、創作童話グランプリ受賞作にイラストをつけて構成した「月夜のさんぽ」と短編「約束の丘」を同時収録!